交通死多発で初の「非常事態」 名古屋市が宣言
名古屋市は3日、市内で交通死亡事故が多発していることを受け「非常事態宣言」を発令した。2004年に発令要綱を定めてから初めて。
愛知県内の交通事故死者数は昨年まで15年連続で全国ワースト。市によると、市内の交通事故死者数は11月末で49人で、既に昨年1年間の39人を超えている。市は31日まで市内の交通機関などで事故防止を呼びかける。
河村たかし市長は「市民の皆さんは悲惨な交通事故を起こさないよう、また、交通事故に遭わないようお願いします」と話した。市長は4日、市役所前の交差点で啓発活動する予定だ。