ピーター・ポール&マリー、67年来日公演の音源発見
1960年代に大ブームを巻き起こした米国の伝説的フォークグループ「ピーター・ポール&マリー」(PPM)が67年に行った来日公演の音源が、米ロサンゼルスで21日までに見つかった。
大ヒット曲「風に吹かれて」「花はどこへ行った」など12曲が録音されており、CD化して12月21日に発売する予定。
公演は67年1月17日に京都市の京都会館で開催。二十数曲歌い、一部はアルバム「イン・ジャパン」として日本で発売されたが、収録されなかった曲の音源は行方が分からなくなっていた。
今年6月ごろ、メンバーのピーター・ヤーローさん(74)が、レコード会社の倉庫に眠っていた12曲分の音源を発見。ほかにも見つかっていない音源が数曲あるという。
自らデジタル技術で音質を向上させるリマスター作業をしたヤーローさんは「演奏技術も高く、声も成熟しており、まさに僕たちの全盛期の録音。最も素晴らしいステージの一つを再びお聴かせできてうれしい」と話している。〔共同〕