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三橋貴明の新刊、続々登場!
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 本日は中野剛志氏編集責任「「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった(飛鳥新社)」  の発売日でございます。



 本書の意義は、中野氏が前書きで書かれているままです。



『仮に、TPPへの参加自体が、大震災を受けて見送られたとしても、TPPという発想の根っこにある誤った世界観や政策理念を正さなければ、また同じような政策が持ち出されることになるでしょう。ですから、このTPPは、その背景にあるイデオロギーもろとも、根こそぎ潰さなければなりません。そのためには、TPPという問題をあらゆる角度から徹底的に批判し、しかもその批判をできるだけ多くの方々に理解していただく必要があります。
 そして、政府、財界、エコノミスト、主要マスメディア、そしてアメリカが進めようとする政策をひっくり返すという、戦後日本史上初とも言うべき「無血クーデター」をやってのけなければなりません。
 この本は、そんな途方もないことを企てた「三人の怒れる(イカレる?)男」による語り下ろしをまとめたものです。(TPP開国論」のウソ(P12))』


 昨日、「経済学はなぜ間違え続けるのか―マルクスもケインズも見逃した経済の2つの法則 」の木下栄蔵先生と対談いたしました(彩図社の企画です)。

 木下先生とわたくしは、言っていることがほとんど同じですが、先生のアプローチは数値モデルです。わたくしの方は過去(データ)になります。というわけで、わたくしの見せる過去(データ)について、木下先生に数値モデルで解説していただくという企画なのです。


 その中で、アメリカの話が出たのですが、


「アメリカは好きだけど、ここまでやられると腹が立つ。しかし、腹を立てても仕方がない。アメリカの戦略性や手法を、日本人はきちんと学ばなければならない


 と、昨日のわたくしと同じことを言っていらっしゃいました。

 学ぶには、歴史と事例(同じようなものですが)を学ばなければなりません。本書がTPP、アメリカの戦略・手法を学ぶ一助になれば、大変嬉しく存じます。

 また、本ブログトップにもありますが、「東日本大震災の復興を妨げるTPP推進に反対する請願 」の方も、何卒よろしくお願い致します。


 さて、ギリシャのデフォルト(債務不履行)が確定的になりつつあります。


ギリシャのデフォルトを85%が予想、ポルトガル59%-BN調査
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aISz59pqZLqc
ユーロ導入国のソブリン債デフォルト(債務不履行)が起きる公算が大きいと国際投資家の8割以上が考えていることが、ブルームバーグ・ニュースのユーザーを対象とする四半期調査で明らかになった。 (後略)』


『ギリシャ、債務再編へ秒読み-バークレイズが「現実的シナリオ」指摘
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aW45hXQk.ae4
 5月12日(ブルームバーグ):ギリシャは来年1-6月(上期)中に債務を再編する可能性が高いと、バークレイズ・キャピタルが指摘した。 (後略)』


 来年どころか、今年もつかどうか分からないと思いますが、とにかくギリシャのデフォルトが次第に金融市場に織り込まれつつあります。


 最近のブルームバーグを見ていると、海外では、
「政府債務を減らし、財政健全化を果たすには、経済成長するしかない」
 という、当たり前の話が前提になっているケースが見られます。ギリシャの場合、「財政健全化を果たすための経済成長が実現できていない」という理由で、格下げや金利上昇になっているわけです。とはいえ、緊縮財政という節約のみで、自国通貨暴落というボーナスもない状況では、ギリシャは経済成長はもちろん、財政健全化も達成できないでしょう。まさに、ユーロの呪縛です。


 以前から疑問だったのですが、なぜ日本の新聞は、
「経済成長のために、財政健全化。そのために緊縮財政」
 などというロジックを多用するのでしょうか。緊縮財政とは、増税と政府支出削減ですから、共にGDPの圧縮要因です。財政健全化したいならば経済成長をすればいいわけですが、この手のまともな主張は新聞に載りません。なぜでしょう。


 なんて、財務省が単に増税をしたいからなのでしょうが。財務省は、むしろ財政健全化には興味がないでしょう(口では「財政健全化」と言いますが)。何しろ、財政健全化が達成されると、増税する理由がなくなりますから。


 ところで、先に、ギリシャがユーロの呪縛にとらわれていると書きました。とはいえ、ギリシャの首相はこんなことを仰っています。


『ギリシャ首相:欧州共同債の推進呼び掛け-非難合戦やめるべきだ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=abHGDQvtthDo
 ギリシャのパパンドレウ首相は13日、欧州が域内財政危機を打開するため、共同債発行に向けて前進する必要があるとの見解を示した。
 同首相はオスロでの会議で、欧州は「非難合戦」をやめ「前進する」必要があると発言、共同債発行は目標に向けた「1つの解決策」となり得ると指摘した。 (後略)』


 すごい・・・・。


 諸悪の根源でありながら、「非難合戦はやめ、前進する必要がある」などと言ってのける。このぐらいの神経の持ち主でなければ、ギリシャの首相は務まらないのでしょう。


 いずれにせよ、ギリシャはユーロにしがみつく気が満々のようですね。現在のユーロ情勢を見ていると、「国家とは何か」について、深く考えさせれます。

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