趣あるわねぇ。
トップの画、いつ撮られたものだと思います? 何十年も昔に撮影されたかのような風合い。タイトルでバレてますけれど、そうなんです。これつい最近撮った写真なのです、ただし50年前のフィルムを使って。
写真家のChuck Millerさんは、フィルムの使用期限を過ぎてから一体どれほどフィルムが保つのかずっと不思議に思っていました。使用期限過ぎても写真とれるの? どう撮れるの? どれぐらい過ぎてても使えるものなの? 冷蔵庫の中にフィルムを保存している写真家はたくさんいます。そこで、もしかしたらとっても古いフィルムをまだいれっぱなしにしてる人もいるのでは? と探してみた結果、eBayで約50年前の白黒フィルムを10ドルで手に入れることができました! 1959年5月が使用期限のKodakフィルムSuper-XX 120。
こんなに古いフィルムで撮影したらどうなるのか、Chuckさんはまずプロに質問。KodakのCharles Langさんが言うには、どんなフィルムも長年ほっとけばある程度は光が当たってしまうもの、故にフィルムのモヤ(ぼやけ)はかなり大きくなっているでしょう、とのこと。さらに、紙で封がしてあるフィルムは50年間も光を遮断するようには元々作られていない、フィルムのはじの方はかなり光があたってぼやけているでしょう。が、もしどうしても撮影するならシャッタースビードを半分にしてやるといい、と親切にアドバイスしてくれました。
そして結果がこれです。予想通り、フィルムにすでに光があたってしまっており、周りが黒くなってますし、全体的にモヤがかかったようにぼんやりしています。が、ちゃんと撮影されてますね。50年前のフィルムを使うと、50年前に撮影したような写真効果が得られるのですねぇ。ふむふむ! ネタ元では、使用期限がきれてない白黒フィルムで撮影した写真と比較ができますよ!
[Chuck Miller via PetaPixel]
そうこ(Casey Chan 米版)