やっぱ映画は着飾らない方がいいや。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

やっぱ映画は着飾らない方がいいや。

日曜日、ミナミのシネコンまで「ラ・ラ・ランド」(2D)を見てきた。
ミニシアターをざわつかせた「セッション」のデイミアン・チャゼル監督が放った、
王道のミュージカル映画。
フィルムに収められた色彩と音楽で見事に打ちのめされました。

単純に言うなら、オーディションに落選し続け凹んでる女優の卵と、
いずれ自分のライブハウスを持ちたい願望がある男性ジャズピアニストの恋の顛末。
全編を通してみたら、色彩配置が計算されていて、これが映画の映像美を構成している。

息を飲むのが、ミュージカルシーンでの長回し。
ドローンやスタデイカムを多用し、流麗なカメラワークと、アンサンブルのダンス&合唱。
冒頭のフリーウェイから打ちのめされたわ。

この映画、IMAX(2D)でも上映されていたんですが、個人的に飾りすぎ。
IMAX版は単なる話題作りだと思う。
通常のフォーマットで、2D版で鑑賞する。
個人的な見解ですが、この方が着飾らない。
やれ最新音響システムだの、やれ3Dだの、やれDLPだの、
映画を鑑賞する環境が徐々に変化しつつあるが、
映画を作る側の「志」を大事にしてもらいたいわ。


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