なんということだろう。次世代の映像音声接続技術と思っていたHDMIがもう来年にはなくなってしまう、というニュースが。といってもほとんどの方にはマイナーな話に違いない。HDMIって何?というのが正直なところだろう。ウチは結構HDMI接続機器が多く、大量のHDMIケーブルもあって、かなりHDMI依存度が高いほうだと思うのでけっこう衝撃的なニュースだった。
※追記 (2014.7.28)
こちらの記事に最近アクセスがありますが4年前のニュースですのでご注意ください。その後、HDMIを置き換えるということはありませんでしたが、HDBaseT製品は出ており、それだけでなく4Kにも対応を始めています。詳しくはこちら。
HDBaseTの規格団体ホームページ
日本でもこの規格は商品化されてますが、家電に直結のものではなく、こういうエクステンダー系のものが多いです。
HDBaseT™ HDMIエクステンダー「HD-06HE」
TV business kisses HDMI goodbye
(テレビビジネスがHDMIにおさらば)
なんと新技術のHDbaseTというのは既存のLANケーブルと同じらしい。そして、1080pハイビジョンの映像と音声(音声の仕様は書いてなかった)は当然ながら、100Mb/sec Ethernet、USB、なんと電源まで供給できてしまうという夢のような規格だ。
ホントかよ!こんなスゲーもんがなんで実現可能なわけ?
Ethernetは今のところ100Mb/secと遅いのだが、将来的には1Gb/secまであげることは可能だそうだ。同じように映像伝送20Gb/secまで可能とのこと。またHDMIと違い、ケーブルの長さは100mまでOKとのこと。すでにソニー、サムソン、LGがこの技術に参加を表明しているということだから、世界にテレビを供給している90パーセント以上が参加するのと同じこと。HDMIの普及度合いを考えると、恐ろしいくらいに一気に普及が進むだろう。
予定では今年後半からライセンスが始まり、来年には一気にHDbaseT対応のテレビなどが発売されるとのこと。今、テレビを買おうとしている人は気をつけられたし。
HDMIって結構使いづらかった。5m以上は伸ばせないし、接続部分が弱くて何度も抜き差ししていると壊れるし、映像が来なかったり、音声が来なかったりするし、ほんと困らされた。プロフェッショナルの分野でもほとんど普及してないし、そういえばそんなんあったなあ、程度で終わる規格になるのかな。
それにしても技術の進歩って早いね。いま使っているこの技術は3~4年後にはなくなる、と思いながら使っていないと、損してしまうということを肝に銘じておこう。
Ethernetが100Mbpsという意味ではなく、HDbaseT上でEthernetの100Mbpsを実現しており、将来的に1Gbps、10Gbpsを実現していくという意味ではないかと。
この記事はちょっと前の記事なのですが、Sonyと言ってもソニー本体ではなく、ソニー・ピクチャーズが策定に賛同しているということがその後わかり、いきなりソニー製品で採用されるとは考えづらい気がしてます。
2010-08-27 10:32:25<この方の文章読解力に問題アリなだけですね。
なんで、有線LANが100mbsなの?って。
これはもしかして五年以上まえの記事を読んでるのかな?
なんて、一瞬思いましたw
読解に違いがでるのかと思い読み直してみたが、
「Ethernetは今のところ100Mb/secと遅いのだが」
とあるとおり、前段の文章からの繋がりからも
HDbaseTの規格だと読み取れました。
それより、USBの方が意味わからないんです
↑
この文章の翻訳です。
誤解を招いて申し訳ない。この稿はHDbaseT規格の話をしているので、当然ながら一般的なEthernetの話ではないです。
USBについては言及してませんが、USB2.0の接続が可能なようです。
映像伝送は現在のところ10.2Gb/sec、これはほぼHDMI1.3と同等です。
この技術はイスラエルの会社のものなのですが、6月29日以降ニュースもなく、ほんとうなのかなあと今は思ってます。実現するといいですね。
詐欺ではないんでしょうけど、出資を集めるための大風呂敷だったような気もします。
いずれにしても、デジタル機器があまり普及していない世界ではどうだかわかりませんが、日本で来年HDMIがなくなるということはないと思いますよ。