ご報告 | 藤井奈々オフィシャルブログ「なっぴーのはんなりたいむ」Powered by Ameba

みなさんに、大切なご報告があります。

上手な言葉ではかけないけど、
私の気持ちを書きたいと思います。


本日9月1日
アドヴァンスプロダクションとの
契約期間が満了になりました。

これをもちまして、
5年間の芸能生活を引退することを決めました。


小学校の頃からずっとこの仕事がやりたくて、親に無理を言ってレッスンに通わせてもらって、


ある舞台を見たことがきっかけで、
見たことのなかった世界に
すごい感動をうけました。
それから、女優を目指しはじめました。

「この舞台にいつか絶対に出る!!」

これが目標でした。


その監督の映画オーディションを受けて
言われたのは

「お客さんを一人で100人呼べたら出してやるよ」

その時は、ファンのひとりもいませんでした。


東京に夜行バスで週1で通って、レッスンを受けて、また京都に帰って朝6:00からアルバイトをしてから大学に行く。


そんな日々もありました。

全てを置いて、東京に行く決心をしたのが20歳の時。


友達が、背中を押してくれました。


大学を辞めて、親にまたたくさん迷惑をかけました。


東京で事務所が決まり、
最初は何も分からずグラビアを始めて、
気がついたらグラビアアイドルになっていました。


それでも、目標があったので頑張れました。

マネージャーに、
アイドルグループ「CLEAR'S」の新メンバーオーディションに連れていかれて、メンバーに入りました。


正規メンバーになるまでの間、デビューしたばかりのまだステージに立つことのできない私に、
優しい声をかけてくれた最初のファンのみなさん。

その時のこと、
今でも鮮明に思い出せます。


あぁ、これがファンなのかって
始めて思いました。

はじめてファンができました。

日テレジェニックで戦った時、
物販の列に何度も何度も列に並び直して、申し訳なくなるほどに一緒になって頑張ってくれたこと。

ラジオの番組を持たせていただいた時は、公開収録で、寒い冬の雨の中、凍えながら待っていて、握手しに来てくれたこと。


アイドルになったおかげで
気がついたらファンの人がたくさんになっていました。



初舞台に立って、2本目の舞台で初主演をやりました。
小さな劇場でしたが、その時には
お客さんを100人よりもっと呼べるようになっていました。

大きな自信になりました。


そんな時、憧れの監督の作品の募集がありました。
迷わずオーディションをうけて、
合格と通知が来た時は
マネージャーさんと一緒に飛び跳ねて喜びました。


ずっと目標にしていたから、
本当に嬉しかった。

そして、

その監督の映画に、今年出演することもできました。

その時一緒に喜んでくれたスタッフさん、そばで支えてくれたマネージャーさん。

その姿を見て、私以上に喜んでくれるみんながいて、私は幸せ者だなぁと感じました。

全ては、
応援してくれるみなさんがいたからです。
いつも温かく迎えてくれるみんなに
何度も元気をもらいました。


心が痛くて、耐えられなくなるほどに
辛いこともたくさんありました。

でも、それが芸能界なのだと思います。


5年間やってきて、これ以上続けることに
だんだん、心がついていかなくなってきたのも事実です。


支えてくれたファンのみなさん
そして、支えてくれた事務所やスタッフさん、たくさんの周りの人たちのおかげで挫けることなくやってくることができたのだと心から思います。



ありがとうございます。

こんな簡単な言葉で片付けることのできる5年間ではありません。

私にとっては出会った人も仕事も、
作品も、、
すべての出会いが最高の宝物になりました。 たくさん成長させてもらいました。


今になって思うことは
私のチカラではなく、周りにいてくれたみなさんのおかげで、藤井奈々がいたのだなと。


本当に、心から感謝しています。


去年父親が倒れて、生死を彷徨いました。それから、将来のことも考えるようになりました。

父は芸能活動をすごく応援してくれていました。

ですが、家族の為にも芸能のお仕事を続けられなくなりました。

これからは、普通の生活に戻り、
普通の一人の女性として
家族の為に生きていくことにしました。



この5年間、応援してくださったみなさん本当に感謝しています。

みんながいたから、今の私があります。

 

藤井奈々を応援していてよかった
と、思ってもらえる人間になれるようにこれからもがんばっていきたいと思います。


今まで本当に
ありがとうございました。



2017.9.1
藤井奈々