リコージャパンは11月12日、ビジネスコミュニケーションを支援するクラウドサービス「リコービジネスインターネットサービス」発表。同日より発売を開始した。

「リコービジネスインターネットサービス」は、シスコシステムズ社との協業によるもので、PBX(構内交換機)機能やユニファイド コミュニケーションを実現するためのアプリケーションをクラウドサービスで提供し、閉域網(IP-VPN)やボイスゲートウェイ/IP Phone、各社のスマートフォンやタブレット端末、運用管理の支援サービスまでをワンストップで提供する。

主な特徴として、NTTコミュニケーションズのデータセンターからクラウドサービスで提供するため、拠点ごとのPBXが不要となっている点が挙げられる。

Web電話帳と「Cisco Unified Communications Manager」を連携させ、コールバック発信機能を使用することで、外出先でも会社の電話番号で発着信ができ、固定電話と携帯電話間の定額サービスを利用する場合は、携帯電話から発信しても会社の固定電話料金のみで通話ができる。

また、同一の番号で自席の電話と携帯電話やスマートフォンを同時に呼び出せるほか、転送や自動応答なども含めたコールフローを設定することができる。

参考価格は「3拠点、従業員数250名、IP電話機150台、提供サービスCUCMアドバンス」構成の場合、初期料金が600万円からで、月額料金が55万円から。「2拠点、従業員数100名、IP電話機70台、提供サービスCUCMベーシック」構成の場合、初期料金が300万円からで、月額料金が20万円からとなっている。

「リコービジネスインターネットサービス」の商品構成