3月まではちょっとゆっくりな動きのMS家。
なぜなら、ワクワクバスルームの床や
部屋の珪藻土の壁ができないと進めないため。
でも、珪藻土の左官さん通称「スマイリー」さんが
毎日頑張ってくださいます!
こんなに早いスピードで塗るんですよ!
(↓クリックで再生)
「撮っていいですか?」って言ったら
極上の笑顔でニコッと笑って作業してくれた
スマイリーさん!
惚れてまうやろ!
夫氏「僕は…?」
MS家は職人さんの愛がいっぱい詰まった家!
夫氏「職人といえば、MS家では
北欧ヴィンテージのチェストなんかが
職人の作った家具だけど
小物もちょこっとあるよね?」
前に紹介した積み木のネフ?
夫氏「それもそうだけど、
日本の伝統が生きているおもちゃもあるよ!
これ寄木細工の秘密箱!
これは僕が昔からちょこっとずつ
集めているものだけど
こんな小さな箱の中に知恵と伝統がいっぱい詰まった
子供にも大人も楽しめるおもちゃなんだ!」
夫氏「この素敵な模様の木箱。
これは実はパズル!
「秘密箱」と言います。
特殊な仕掛けになっていて
一定の手順を踏まないと開かない仕組み!
「よく見たらつなぎ目あるじゃない?」
だって?
ところがどっこい!そう簡単じゃない!
例えばこの小さい箱も
ここを押し上げたら開くと思うでしょ?
開かないんだな!!これが!
よーく観察して
押したり引いたりするうちに
手順を踏ふむと開くんだ。
だから「おもちゃ」として
観察力や考える力を養えるし
大人もハマる人がいっぱい!
もちろん、それだけじゃなくて
魅力はこの美しい模様にあるんだ!
なんとこれ、着色してません!
秘密箱の模様は「寄木細工」という
江戸時代末期から伝わる伝統工法。
(コースターやコップなどもある)
一つの製品にも伝統的な柄がいっぱい。
市松模様や
麻の葉と雷文を組みあわせた模様も。
いろんな柄が入っているけれど
これぜーんぶ木の色!
スギやヒノキなど50種類以上の
たくさんの種類の木を組み合わせて模様を作る。
作る工程がまた手が混んでいる。
何工程も重ねて
まさに職人技!
だからこんなに表面がツヤツヤに!
触るとしっとりしていて温もりを感じる…
遊びながら『この柄はね…』なんて日本の
伝統的なデザインも教えてあげられる…
そしてこんなステキな柄だから
遊ぶだけじゃなくインテリアにもなる!
だから最近は外国からの旅行者にも
お土産として人気なんだって。
前に嫁氏が日本の家づくりの職人さんって
減ってるよっていう記事を書いたけど
寄木細工は国内外で少しずつ認知や支持が増えて、
若い職人さんも出現!
日本の職人さんが減って行くのが残念とは思いつつ、
待遇や生活面を考えると仕方ないとも思ってしまう。
だから、簡単に若い人に頑張れとは言えない。
ただ、こんなふうに伝統が見直されることで
職人の仕事に魅力を感じ、
自ら伝統をつないで行こうとすることは嬉しい!
夫氏も嫁氏のように50年かけて秘密箱を
ちょっとずつコレクションして応援していく!」
?!
人には
「いくらポイントで手に入れてるからって
またミニチュア増やすの?」
なんていってるくせに
自分は寄木細工ですか?
夫氏「しょ、職人を応援するためだ!」
今は大変なときだから無理ですからね!