今日の大手紙社説

 昨日の、菅・小沢討論が話題。たまたま後半と質疑応答を見たが、端的に言って、政治家の格が違い過ぎてお話にならなかった。質疑も事実上、菅さんを無視していた。それはそうだろう。これで小沢首相が誕生するのだが、これも結論から言えば、「俺に任せろ」以上のものはなにもなかった。
 小沢さんの話は、お話としては、20年来なんにも変わっていなかった。いまだに国連至上主義を掲げていた。経済は小渕路線と代わりはないだろう。
 現実のところ官僚の利権はまだまだ大きいのでそこを削って、そして国債を毀損する形で下げるということになるのだろう。うまくいく可能性がゼロではない。菅さんよりましかもしれないとも思う。
 ただ、私は議会を事実上無視していく小沢さんにはついていけないと思った。民主党強行採決の連発には恐怖した。郵政問題の揺り戻しは呆然とした(戻してもいいが議論をしろ)。
 私は民主制度の至上主義者である。政治の権力は多様な歯止めをかけけなくてはならない。民主制度にとって議会が最後の砦である。そこに敵として立ちふさがるものはどれほど賢くそして正義であっても、私の敵である。