今回の「居酒屋もへじ」のMVPは諸星すみれですね。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

今回の「居酒屋もへじ」のMVPは諸星すみれですね。

27日放送の水谷豊主演のTBS系月曜名作劇場「居酒屋もへじ ~母という字~」。
2011年9月に第1弾が放送されて以来、2013年以降は毎年放送されているこのシリーズ。
(プロデューサーの)石井ふく子が手掛けたドラマらしい「粋」を伝えて第5弾。
今回はマドンナに一路真輝を起用し、
母のいない米本家と、母子家庭の女教師、
親に勘当された売れない芸人をクローズアップし、「母」の存在を問う物語でね、
ドラマのTBSらしい「粋」を伝えるところは、決してブレないなと。
主題歌の「いのちの木陰」をはじめ、
石井ふく子とは縁の深い佐良直美の音楽も、いいところで流れ、物語に彩りを添えている。

前回、千客万来の方針に切り替えた「もへじ」の店主・米本平次(水谷豊)は、
長女・さやか(諸星すみれ)から授業参観に必ず出席するよう念を押され、
仕方なく仕事の合間に学校へ向かった。
しかし、平次は些細なことからクラスメイトの母親(沢田雅美)と口論になり、
間に入ったさやかの担任教・ 川上遥(一路真輝)が逆に窮地に。

その日の夜、学校で嫌な思いをさせてしまったと、遥は「もへじ」に赴いた。
ところが、「もへじ」の常連客がしつこい面々ばかりで、根掘り葉掘り問われてしまう。
実は遥は離婚し、小学3年生の娘・香純(栗本有規)と2人暮らしですが、
遥が多忙を極め、親子関係に歪みが生じていた。
そんな平次は今度親子連れて「もへじ」に来てほしいと。

その一方で、母親・富枝(いまむらいづみ)の検査入院を機に、
芸人になるため、実家の金物屋を飛びだしたジミー坂田(井上順)は、
芸人やめる、金物屋を継ぐと決めたが、富枝に追い返されてしまう。

ある日、遥から平次に、香純が行方不明になったと電話が。

今回もまた、”ドラマのTBS"らしい「粋」な作品やったわ。
「渡る世間は鬼ばかり」のレギュラー放送が終了し、
こういった「粋」なドラマは昭和の遺産と化してゆく中で、
今年の9月で90歳を迎える(!)石井ふく子プロデューサーは、
こういった「粋」のあるドラマが昭和の遺産と化さないよう奮闘しているのがわかるわ。
今のTBSのドラマは、いかにもM1層やF1層に媚びているところが大きく、
30代以降には視聴に抵抗感ができていたよな。
この「居酒屋もへじ」は、TBSだけでなく、
今の地上波民放のドラマで忘れられている「志」が詰まっている。
是非とも見習ってほしいものだ。

今回の「居酒屋もへじ」第5弾では、さやか役の諸星すみれが大活躍やった。
最近では「アイカツ!」の星宮いちご、「ハイキュー!!セカンドシーズン」の谷地仁花、
「文豪ストレイドッグス」の泉鏡花、「バケモノの子」のチコなどで声優としても活躍しているが、
このシリーズに第1回から起用し続けていて、まさかこんなにブレイクするとは。
あいたー。
坂上忍、えなりかずきを子役時代から注目し、後のブレイクに結びつけた、
石井ふく子プロデューサーの眼鏡に狂いなしやなって思ったわ。



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