米comScoreは米国時間2011年10月20日、モバイル向けソーシャルメディアに関する調査結果を発表した。それによると、8月(2011年6~8月の3カ月平均、以下同)にモバイル端末からSNSあるいはブログにアクセスしたことがある13歳以上の米国モバイルユーザーは約7225万人で、1年前と比べ37%増加した。そのうち約3985万人はほぼ毎日アクセスしている。
  | 2010年8月 | 2011年8月 | 増加率 |
---|---|---|---|
SNS/ブログにアクセスしたことがある | 52,733 | 72,252 | 37% |
SNS/ブログにほぼ毎日アクセスしている | 25,272 | 39,854 | 58% |
モバイルブラウザー経由でアクセス | 34,192 | 42,251 | 24% |
モバイルアプリケーション経由でアクセス | 17,002 | 38,453 | 126% |
モバイルSNSへのアクセス手段としてはモバイルブラウザーが主流だが、モバイルアプリケーションが5倍早いペースで増加している。8月にモバイルブラウザーからアクセスした人は約4225万人で1年前と比べ24%増えた。これに対し、モバイルアプリケーションからのアクセスは約3845万人で同136%急増した。
三つの主要SNS「Facebook」「Twitter」「LinkedIn」について見ると、いずれもモバイルユーザーが1年前より50%以上拡大した。8月に最もモバイルアクセスが多かったFacebookは約5733万人(50%増)がモバイル端末から利用した。最も伸び率が高かったTwitterでは、約1338万人(75%増)がアクセスした。LinkedInのモバイルユーザーは約548万人(69%増)だった。
モバイルユーザーがSNSあるいはブログにアクセスした際の行動としては、「友達など知っている人が投稿したコメントを読む」(80.3%)が最も多く、「自身の情報を更新する」(69.5%)が続いた。
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