TwitterがメジャーなクライアントアプリであるUberTwitterとTwidroydを凍結した理由とは

米国で、2月18日金曜日に割とメジャーなtwitterクライアント・アプリケーションであるUberTwitterとTwidroydが使えなくなったのは、twitter社によってそのアプリケーション・アカウントが凍結されたからだったのでした。

twitter社はアプリケーションの遮断としては異例のアナウンスを配信しました。

「ポリシーに違反をしていたため、UberTwitterとTwiDroydを凍結しました。毎日私たちは、ポリシーに違反するアプリケーション何百も凍結しています。通常、そのようなアプリは少数のユーザーにしか利用されていません。しかし、今回は数多くのユーザーに影響を及ぼすため、通常とは違う手順を取りこのことについて皆さまと共有させていただきます。」

その後1日ほどは凍結された理由が明確ではありませんでしたが、QuoraにUberMediaのCEOがその内容を投稿しました。

  1. UberTwitterとTwidroydはtmi.meという、140文字以上の投稿を可能とするツイート拡張サービスを使用しており、このサービスはプライベートメッセージをウェブサイト上に公開する可能性がある。
  2. UberTwitterはツイートに含まれるアフィリエイト関連リンクを、UberMedia社のアフィリエイトIDが入ったリンクとすり替えている。
  3. UberTwitterという名称にTwitterという名称が含まれている。

1はもってのほか。

2は、アフィリエイトのIDをすり替えるのが問題なのではなく、ユーザーが意図しないうちにツイートの内容を変更すること自体に問題があります。

3につきましては、去年の半ば頃からtwitterがその商標の利用などにかなり敏感になり始め、各サービスに名称の変更を強制してきました。それまではtwitterのアカウント名にもtwitterという文字が使えていたのですが、アプリケーション名だけではなく、それらアカウントにも変更を強制したのです。

twitter社は去年の4月からUber Mediaに対してこれら問題点を指摘して改善を提言してきたと主張し、UberMediaは既にすべて修正済みであったと主張しており、いくつかの点で両者の主張が食い違っています。

いずれにせよ、UberMediaはTweetDeckをはじめとするメジャー・クライアント・アプリを買収して回っている企業で、今月さらに17.5ミリオンドルの増資を行ったところです。

UberMediaが提供するアプリケーションを合計すると、twitterの全ツイートのうち実に15%ものシェアを占めるといいます。その大手アプリケーションが凍結されたことは大事件となりました。

今回の事件で、メジャーなアプリが安全であるとは言えなくなりました。安全なのは、もう公式アプリだけなのでしょうか?

P.S.弊社のつあどはこのようなtwitterの利用ポリシーを細部にわたって精査した上でローンチしたサービスです。一旦禁止になった誤報があり、未だにそっちを信じていらっしゃる方もいらっしゃいますが、あの誤報の翌日にtwitter本社が声明文を公開しており、API規約に完全に準拠したサービスとして運営しておりますのでこの場をお借りして釈明させていただきます(笑)。

追記(2月20日):

普段使っていないTwidroydを立ち上げてみたところ・・・

なんとタイムラインの一番上に、UberTwitterとtwidroyd、そしてUberCurrentが凍結されたというツイートと、公式twitterクライアントをつかえというツイートがtwitter Supportアカウントからつぶやかれた形で表示されていました。

すなわち、まだ現時点で凍結状態が続いているということですね。

コメントを残す

Top