細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

土用の丑の日(昨日)のツイートで自分がいいなと思ったものを選んでまとめてみた(笑)

いわゆる詩人が存在するのではない。

posted at 15:35:20

人をある固定した実体として想定すると間違う。肉体を固定化したものとしてみる向きもあろうが、やはり肉体は可変性みたいなものを源泉にしている。宿命として「死」があるのだが、その「死」は日々それこそ身体の中や外であらわれたり潜伏したりする。

posted at 15:37:56

詩人とは、そこにあるものをつかまえるためにある言葉ではない。そこから消えようとするものや、消えるものを哀訴する心の動きとその先にあるものとの対応関係を詩人や詩と呼ぶ。詩は詩単独で自律できないことを明らかにする。そのことの明らかさを述べるところに詩の唯一の卓越性がある

posted at 15:41:02

ジャンル自体を自律させようとする動きをはばむものが詩である。詩人がプラトンのいう理想の「国家」から排除されるのは偶然ではない。完結をはばみ、法をそれ自体として自律させない、言い換えれば詩は「法」を新しく「つくる」動きの一部として機能する。

posted at 15:43:43

フーコーが晩年、公に発言すること(パレーシア?)の意味を問うたことは恐らく広い意味での政治と詩との関係を探ろうとしたものとしてよめるのかもしれない。

posted at 15:45:36

ブランショは政治運動とアジびらの匿名性みたいなのを問題にしていたことがあった。公に言挙げすることは、小さな政治共同体では会場のようなもので可能だが、本や印刷物に変わった。スピノザの神学政治論もそう。ルソーの本もある種のパンフレット、マルクスもそうだ。

posted at 15:48:32

言葉をどういう時点で取りまとめ、どういう時期で出すかということは出版ではお馴染みであるが、これが実はある時期から著者に全て権限が集中されるよりも、言葉の運動に多数の人間が参加する形態になったとき、政治の構成や社会変動は変わった。

posted at 15:50:34

日本の現代詩は、学生運動時期最大の読者をもったのかもしれない。しかしそこから作家性をどう考えるかということではなく、テキストに「意味を持たせない」という方向に行ったため、誰のための何のためのという目的論的な問いが失われた。

posted at 15:52:17

多くの思想家がある時期に気づいたことは、テキストに「意味を持たせない」ではなく「単独では意味を持ちえない」ということである。そして、そこで言葉との関係として立ち上げられる発語の主体とはいったいどのようなものかということだ。おそらく。

posted at 15:54:29

日本の現代詩は、日本の国家体制が発語の主体を成り立たせない、うやむやにするということを追認してきたのであって、おそらくポストモダンの思想家がいう「匿名性」「無名性」ということと方向が逆だ。

posted at 15:56:23

力のないもの、ただ存在しているもの、その存在を規定する言葉を探しあぐねる、探さずにはいられない「ひと」というものが、その存在の在りようから跳躍して、つまりその小ささに逆らって(その尺度を規定する)世界そのものに直面しようとする運動。無名や匿名とはそういうことだ。

posted at 15:59:00

マイノリティとは少数者や弱者ではない。今日、人間やその人間を構成する生命や言語の運命それ自体が滅びるかもしれない、小さきものであり、マイノリティと呼ばれる人々がその断片を生きているだけだという見方もできる。

posted at 16:02:06

なぜなら、マイノリティや障害があるのではなく、ただ人間やその存在の単一性や複数性があるのみであり、それを制度的に回収する適当な何かがみつかっていない。みつけようとしていない。つまりいま存在する、存在しようとする、消滅しようとする自体そのものをそのまま描く言葉が必要だ。

posted at 16:04:20

よく考えたらしかし神話とかそういうものが機能している古い共同体もauthorというよりは語り部を通して物語がその連続性を保っていて、語る人自体は誰でもいい、あるいはその人たちそれぞれの様々な改変がありうるということも付け加えておきたい。

posted at 16:13:42

@mt_mm_co こりゃどうも。

posted at 17:17:20

これきいた事ある「源内が「今日はうなぎの日です(うなぎを食べよう)」という張り紙を店の前に張り出したことで、うなぎが飛ぶように売れたそうです。これがきっかけと(略)言いますが、詳しい事は分かっていません / 土用|日本文化いろは事典 http://htn.to/KQYmqw

posted at 17:51:35

なるほどなあ。悪い話しちゃうやん。「土用にまつわる禁忌が生み出された背景には「土用中は季節の変わり目であるために、農作業などの大仕事をすると体調が崩れやすい」などの、先人の戒めが」土用|日本文化いろは事典 http://goo.gl/rmM9

posted at 17:52:31

陰陽五行、つまりフィフスエレメント、水金土木水の一つが土用。

posted at 17:54:03

おお間違ってました。助かります。RT @kumakuma1967_o 水が二つ入ってる。 @ishikawakz 木火土金水

posted at 18:00:42

@punkNrollcake まああと二週間で立秋やからなあ。季節っておもろい。バレンタインは言いえて妙。

posted at 18:05:36

間寛平をフォロー。カザフスタンにいる模様。なんと日中気温50度って・・

posted at 18:08:09

@takemita @at_akada 脱臼→「The time is out of joint. O cursed spite That ever I was born to set it right! ( Hamlet- I.v.215」 http://goo.gl/jLh9

posted at 18:52:28

レヴィナス爺さんが「実存から実存者へ」で、脱臼を使ってたような気がしたのだが該当ヶ所がみつからんかった。日本で流行ってたのか。

posted at 23:03:12

暑くて眠くならない。

posted at 23:04:46

なんか茂木健一郎氏による湯浅誠氏の言葉の報告を連続でRTしてしまった。でも重要なこというてると思うよ。

posted at 23:31:44

こういうと大げさだが、実際日本は明らかに滅びの道を歩んでるけども、そこで踏みとどまってなんとかしようと思っている人か、そうでない人かで分かれてきてるんじゃないかと思ったりする。

posted at 23:42:11

踏みとどまってなんとかするといったって、どうしたらいいかわからないのだった。でも、とりあえず思いつく限りのことはいろいろいってみるのが大事なんではないか。

posted at 23:44:26

なぜか原民喜の原爆小説を買った俺がいる。あとがきを大江健三郎が書いているのでいわゆる役マン状態である。

posted at 23:59:20