ダイヤトーンがアップをはじめました!
周波数的には上から下までフラットなスピーカーを買ったのはいいんだけど、高域と中域、低域の音色が違う...とお悩みの方やフルレンジ絶対主義の方、「煌びやかな高音と重量感のある低音のマリアージュが」といったスピーカーの売り言葉にはだまされないわよ! という方は、三菱電機の動向をチェックしましょう。彼らはなんとチタンやアルミの伝播速度と、紙の内部損失を両立させたカーボンナノチューブ振動板を開発したのですから。
簡単に言えば高域用スピーカー(ツイーター)、中域用スピーカー(スコーカー)、低域用スピーカー(ウーファー)、どれにも使える振動板であり、同じコーンを使うことから音色の差がなくなり、しいては生音そのものを再生できちゃうかも、という技術なんです。
アナログの極地であるスピーカーは振動板の品質・材質だけではなく箱の素材・形状も重要で、さらには設置する部屋の環境でも音が変わることから一筋縄ではいかない製品ですが、歴史のあるメーカーが新しい技術にチャレンジし、その結果を出してきたというのは諸手で歓迎すべきニュース。今後に期待ですね!
三菱電機、カーボンナノチューブを配合した新材料を用いた高音質スピーカー振動板を開発[日経プレスリリース]
(武者良太)