DVDを観て変身ポーズを勉強してきたという串田。ギャバンとともに「蒸着!」

大葉健二、串田アキラをゲストに迎えたオールナイトイベント『ロッポンギ・アニメ・ナイト<大葉健二祭り>よろしく、勇気!』が13日(金)深夜から翌早朝にかけて、TOHOシネマズ六本木にて催された。

今回のイベントは、現在放映中の『海賊戦隊ゴーカイジャー』と、30年ぶりに復活した伝説のメタルヒーロー『宇宙刑事ギャバン』が競演する特撮ムービー『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の公開を記念してのもの。30年前と同じギャバン役で本作に出演する大場健二をゲストに迎え、『宇宙刑事ギャバン』をはじめとした計12本がオールナイトで上映された。

会場には"ギャバン"世代から20代の若人まで幅広い年齢層のファンが集結。大場が「やあ! みんな元気かい!? イエーイ!」と呼びかけると、待ちわびたファンは声を上げ大盛り上がり。上映ラインナップの紹介では、『バトルフィーバーJ』で演じたバトルケニヤ役での裏話を披露。レッドと比べて身長の低かった大場は、名乗りシーンで腰を低くかがめていたものの、当時のスーツは伸縮性が悪く毎回首が絞まって苦しかったのだとか……。

作品の紹介が一段落したあとは、ギャバンの主題歌と本作のエンディングを歌った串田アキラが登場。「若さってなんだ 愛ってなんだ」のフレーズでおなじみのギャバンの主題歌を披露すると、歌に合わせて電飾の施されたギャバンが登場し、会場内の盛り上がりは最高潮に。最後は串田アキラとギャバンが並び立ち、"蒸着"の変身ポーズで歌を締めた。

大場と串田という往年の特撮ファン垂涎のトークショーでは、さまざまな裏話が披露された

実は串田、DVDを観て変身ポーズを勉強していたという。結局は「早すぎてわからなかった」とトークショーで打ち明けると、本家本元の大場によるレクチャーがスタート。迫真の指導に、会場のファンからも歓声が上がった。大場が自身で考案したというこのポーズ、当初は拳を振り上げるだけだったのだが、アクション監督の「健二、それじゃ子供たちにサービスが足りないんじゃないか?」という指摘で、現在のバージョンへと進化したという。

今回の映画について大場は、「人には絶対忘れてはいけない言葉や想いがある。そんな大事なことを気づかせてくれる映画です」と、ファンに熱い想いを伝えた。また、「キカイダーや仮面ライダー1号の頃からのヒーロー像があって、それが彼らにも間違いなく受け継がれている」と撮影現場で感じたと語り、後輩のゴーカイジャーへとエールを送った。

映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は、1月21日より全国公開。

「ゴーカイジャーVSギャバン」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映