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ヴィクトリア朝の「ファミリー・エコノミスト」と言う本で、ナポレオン戦争のスペイン戦線で、料理が不味くてフランス軍に苦戦したと言う話が有るのはどれくらい常識なんだろう?
2011-04-17 14:53:41ちなみに路地裏の大英帝国という本では19世紀中頃にビートン夫人などが家庭向けの料理本を出すまで、庶民には食生活はあっても、料理と言えるようなものはなかったと書かれているほどだから、よっぽどひどかったんでしょうねヴィクトリア以前のイギリス料理って
2011-04-17 14:56:54イギリスで近代的な都市生活が一般的になるまで料理が発達しなかったのは、どう言う事なんだろうね?流通の問題だけって言うのじゃあまりにもお粗末だろうし、ただ都市生活によって安く美味しい料理を作ると言う機運はかなり高まったみたい
2011-04-17 15:05:17庶民向けの料理本が出始めるのが1850年前後マーガリンの発明が1860年代、冷凍船によるオーストラリアからの羊や牛肉の輸入は1880年、冷蔵列車とトロール船によって鮮魚がロンドンで食べられるようになるのが1860〜70年代でフィッシュアンドチップスもこの頃ポピュラーになったそうで
2011-04-17 15:12:28イギリスはオーストラリアからお肉を輸入していたと聞くと、WW2の時イギリスがスパムまみれになった理由もなんと無くわかりますね
2011-04-17 15:18:05オーストラリアやニュージーランドの輸入量が需要の何%かはわかりませんが、日米ががあっちゃもっちゃやっている海を抜けたら今度は海の狼から逃げないといけないんですもんねー
2011-04-17 15:22:41あとドイツ人やロシアは有る程度飲兵衛って言うイメージが有る一方で、イギリスは紅茶ってイメージが強いけど少なくとも19世紀のイギリス人の酒量半端ないです。当時の労働者の収入の20%が酒に消えたらしくてピーク時は35ガロンくらいで年間140リットルぐらい飲んでます
2011-04-17 15:38:22この本欲しいけど、Amazonに在庫が無いなうhttp://t.co/KRHSDJn
2011-04-17 15:59:32意外と飯まずネタ好きなんですね、当時のイギリスの一般的な食品偽装の話をしたりしたらどうなるんだろう?
2011-04-17 16:20:30@3006springfield 紅茶の場合黒鉛た炭酸銅、クロム酸塩なんかの場合も、パンもかなりひどいです。
2011-04-17 16:26:30@3006springfield そこら編は後で詳しいのをツイートしてみます。 ヴィクトリア朝は都市生活から生まれたカオスが近代的な秩序に変化して行くのが面白いです。衛星検査のための食品の科学分析もこの頃からの様ですよ
2011-04-17 16:32:04イギリスの食べ物が悲惨だったのはどうも、度々起きた飢饉と食料不足、フランスへとの戦争の戦費回収のため小麦の増税なんかが積み重なって、食料を買うのがとても大変だったのが理由のひとつのような感じです。19世紀半ばのイギリスの庶民のエンゲル係数60%っていう時期も、、、
2011-04-17 20:52:43ざっと見ですが、これ見るとイギリス人がフランス大っキライなのもなんとなく、納得出来る気がします。庶民に取ってはフランスのせいで飯食えないんじゃー!だったわけですねhttp://ci.nii.ac.jp/naid/110007690148
2011-04-17 20:55:25ちょっと読んでいたページがどっか入っちゃったんですが、ヴィクトリア朝の小麦の価格はフランスとの戦費確保の税で1903年の三倍のだった時期があったとか、これに輪をかけて、ジャガイモ飢饉による大量の難民とかがあったと考えると、当時のイギリスの不況っぷりは半端じゃなさそうです。
2011-04-17 20:59:54それこそ、ヴィクトリア朝の歴史書を見ると今じゃ考えられ無いような超劣悪極悪非道な限りの労働環境にあったわけで、近代的な直接的な社会保障の始祖はヴィクトリア朝に多く見られるわけですが、小学生くらいの街娼が当たり前にいたということですから、当然の成り行きだったのでしょうね
2011-04-17 21:02:40一方で、ヴィクトリア朝は徐々に食糧事情が好転していく時期でもあって50年代に入ると産業革命によって食料品の価格が下がった事や庶民でパン食が普及したことが1851年の「エコノミスト」で論じられているので、それと合わせて初めて料理への意識が高くなったのでしょうね(お昼ごろツイート)
2011-04-17 21:09:35で、これは僕の思いつき程度なのですがこれらを踏まえると、庶民は食べるのに精一杯、でも食糧事情が安定してきたので料理に使えるような食材への受容が急激に高まった。産業革命により知らない人間が同じ街に済むのが当たり前になり流れ者も珍しくなくなった、これらが食料偽装の下地になったのかも?
2011-04-17 21:13:04ヴィクトリアンの間では有名な当時の食糧品例 2倍ぐらいの水で薄められた牛乳、チコリの根でかさ増しされたコーヒー、ミョウバンで漂白したオガクズ、じゃがいも、石粉、石膏、貝殻の粉、墓地から直送の骨粉等を職人がブレンドしたパン。
2011-04-17 21:22:09砂糖菓子には食品添加物として硫酸第二水銀・石炭酸鉛・炭酸銅。イギリス人の命の水である紅茶は出涸らしならまだ良い方で、茶殻をゴム溶液とバラの顔料、黒鉛、紺青、うこん、炭酸銅、クロム酸塩でリサイクル(笑)したものも、ちなみに緑茶は緑青で色見づけです
2011-04-17 21:26:17安くて見栄えがすれば何でも売れた時代だったのでしょうね、ちなみに19世紀初期の都市部の人間で一番多い病気は慢性胃腸病だったそうな、1820年にはフレデリック・アクムによって当時の食料品を化学分析されたのが大きな反響をとなって、1860年に「不順食品取締法」が制定されるそうです。
2011-04-17 21:29:17不純食品取締法って近代的な食品規制の最初の例だったりして、ちなみに今ではアメリカだと食品中に混入してい虫の数まで基準値が決まっております。
2011-04-17 21:31:22