「ひかりTV」の料金計算を高速化 NTTぷららがシステム刷新

NTTぷららはブロードバンド映像配信サービス「ひかりTV」の新システムとして、インメモリ技術を利用したデータベース製品を採用した。

» 2011年05月23日 12時14分 公開
[伏見学,ITmedia]

 インターネットプロバイダのNTTぷららは、ブロードバンド映像配信サービス「ひかりTV」のシステムを刷新し、ユーザーの利用料金に関する計算処理時間を短縮化した。システムを提供した日本オラクルおよび新日鉄ソリューションズが5月23日に発表した。

 NTTぷららが採用したのは、インメモリ技術を利用したオラクルのデータベース製品「Oracle Coherence」。複数のサーバで仮想的な共有メモリ領域を確保し、大量データを高速処理できるというもの。同製品の導入により、従来システムと比較してひかりTVの料金計算のバッチ処理時間を90%短縮したという。

 ひかりTVは2008年にサービス開始以降、2011年3月末時点で140万契約を超えていた。契約者の急増によりユーザー情報が増大し、特に利用料金の迅速な計算処理が課題となっていた。

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