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川崎F 風間イズム浸透!矢島2戦連続2発で連勝

[ 2012年5月7日 06:00 ]

<名古屋・川崎F>前半、名古屋の攻撃を防ぎ、選手をたたえる川崎F・風間監督

J1第10節 川崎F3-2名古屋

(5月6日 豊田ス)
 風間フロンターレが連勝を飾った。前節磐田戦の4ゴールに続いて3ゴール。矢島が2戦連続2得点でチームを6位に導いた。風間監督は「(矢島は)今までは空いたスペースに行っていたが、相手DFを背負った狭いスペースでもフリーになる力がある。できなかった動きができるようになった」と褒めた。

 全得点に絡んだ。前半2分、田坂の先制点をアシストすると、1―1の同14分には、中村からのロングパスに反応。相手DFのマークを完全に外し頭でズドン。同ロスタイムにもゴール右でボールを受け「狙っていました」と相手GKの足元を強烈なシュートでぶち抜き、貴重な決勝点を決めた。

 新監督の指導で覚醒した“風間チルドレン”だ。4月24日の初練習から言われ続けたのは前線で体を張ってDFと駆け引きして裏を取ること。前節3日の磐田戦の4点目、この日の2点目はまさに教え通りの形だった。それでも「まだ、できていない時もある。もっと点を取りたいし、もっとできる」と貪欲だ。過去のシーズン最多得点は昨季の7。今季はまだ10試合消化で5得点と量産の予感が漂う。

 チームメートも変化を認める。日本代表の中村は「(矢島は)無駄な動きがなくなり洗練されてきた。ストライカーが決めてくれると大きい」と喜んだ。7日は14日ぶりのオフ。風間体制となり「(考えることが多く)頭が疲れます」という矢島は「最近引っ越したので家電を買いに行きます」。家族との時間でリフレッシュし、12日の柏戦へ調整していく。 

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