火力発電の安価な新燃料 日揮、開発・生産へ
重油の3~5割安、手つかずの低品質炭使う 日本でも販売
日揮は火力発電用の新しい低価格燃料を開発し、2015年から生産を始める。これまで使えなかった低品質石炭を加工して液化した燃料で、約300億円を投じてインドネシアに生産設備を建設。日本やアジアで販売し、3~5割安い価格で石油火力向けの重油の代替を目指す。世界の石炭埋蔵量の約半分を占める低品質炭の活用が進めば火力発電コストの低下につながりそうだ。
東京電力福島第1原子力発電所の事故以降、火力発電燃料...