ホント、見た目もソックリですね。
実のところ、日本通信の「IDEOS」もイー・モバイルの「Pocket Wi-Fi S」もベースとなっているのは、中国のHuawei(ファーウェイ)がワールドワイドに展開しているAndroidスマートフォン「IDEOS U8150-B」のようですね。香港などでも9月頃から販売されており、日本でも既に個人的に輸入している人がチラホラいるようです。
そんな訳で、ほぼ同じ時期に別の会社からベースが同じ製品が発表されたようなのですね。
それを受けてか、こんなプレスリリースがHuaweiの日本法人であるファーウェイ・ジャパンから出ていました。
曖昧な表現も多々あるようですが、どうやら日本通信の出す「IDEOS」に対して、色々と言っているようです。ワザワザこんなプレスリリースを出す背景には、何かあるのかしらと想像してしまいますね。
事情に詳しそうな人達の間では、以下のような見解があるそうなので、紹介しておきます。
・日本通信が、日本法人の自分達を差し置いて本社と直接やり取りしているのが気に食わない?自分たちの預かりしれぬところで、本社 or EXPANSYSと日本通信が勝手にやっていることなので、一切関知しませんよ。
・イー・モバイルの顔を立てるためのアピール?本社 or EXPANSYSが勝手に日本通信とやりとりして決まったことなので、自分たちは何も知らされていませんし、無関係です。
ってな感じだそうです。
真偽の程はサッパリ分からないんですけど、プレスリリースからも心中穏やかではないことは十分伝わってくるかと思います...。
さて、両モデルのカタログスペック上の違いとしては、以下のようになるようですね。
〇日本通信IDEOS
上り 384kbps
FOMAプラスエリア対応(800MHz)
〇イー・モバイルPocket Wi-Fi S
上り5.2Mbps
FOMAプラスエリア非対応(800MHz)
FOMAのSIMを挿して使いたいなど色々やりたい人には、FOMAプラスエリアに対応している日本通信の「IDEOS」の方がいいのかも知れないですね。
既に個人輸入等で香港版の「IDEOS」を使っている人達の感想等をいくつか取り上げておきます。これから、「IDEOS」や「Pocket Wi-Fi S」を検討している方は、参考にされるといいかも知れないです。
・1GHzで動作するような高スペックなAndroid携帯と比較すると、モッサリ感があるよ。
・QVGA液晶のため、動作させたいAndroidアプリが制限に引っかかる場合があるので、回避する方法が必須になるかも。
・初めてのAndroid携帯として色々やりたい人にはちょっと不向きで、モバイルWi-Fiルーターに電話機能+αが付いた位の感覚で使うと幸せになれるかも。
ちなみに、EXPANSYSから香港モデルを直接購入すると、17980円(2010年12月28日現在)で買えるようですね。
ただし、電波法の関係で日本国内で使用できない可能性が高いので、その点はご注意ください。
日本で手に入るSIMロックフリーAndroid携帯は、まだまだ珍しい存在なので「IDEOS」や「Pocket Wi-Fi S」は楽しみですね。ファーウェイ製「IDEOS」に関する一部報道について[華為技術日本株式会社]
(KENTA)