KDDIは2012年1月16日、Androidスマートフォンの最新モデル5機種を発表した。「INFOBAR C01」（シャープ製）、「Galaxy S II WiMAX ISW11SC」（サムスン・エレクトロニクス製）、「Optimus X IS11LG」（LGエレクトロニクス製）、「Xperia acro HD IS12S」（ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製）、「MOTOROLA RAZR IS12M」（モトローラ・モビリティ製）である。いずれもAndroid 2.3を搭載した端末で、2012年1月20日以降に順次発売する。
INFOBAR C01は、個性的な外観デザインで人気を博した従来型携帯電話の「INFOBAR」を受け継ぐストレート型端末（写真1）。横幅が従来型携帯電話並みの約52mmという細身の筐体に、約3.2インチ（480×854ドット）のディスプレイとテンキーを備える。また独自のユーザーインタフェース「iidaUI」を採用し、「NISHIKIGOI」「ICHIMATSU」「KIIRO」の3種類のカラーを用意する。
ハードウエア面では、日本の携帯電話ユーザーに馴染みのあるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の各機能を実装しているのが特徴。1.4GHz動作のシングルコアCPUや約804万画素の背面カメラも搭載する。大きさは約52×130×12.3mm、重さは約106gである。
ISW11SCは、WiMAXによる無線データ通信機能、近距離無線通信規格「NFC」（Near Field Communication）」に準拠したリーダーライター機能、約4.7インチ（720×1820ドット）の有機ELディスプレイ「HD Super AMOLED」がポイント（写真2）。WiMAXについては、最大8台までのテザリングが可能だ。NFCは、2012年1月下旬から順次開始する「モバイルNFCサービス」に対応している。会員証やポイントカード、電子マネー、クレジット決済、交通、情報配信などさまざまなNFC対応サービスが利用できるようになる。
1.4GHz動作のデュアルコアCPU、約808万画素の背面カメラと約207万画素の前面カメラを搭載する。無線LAN機能では、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応している。大きさは約69×133×9.5mm、重さは約139g。ボディカラーはノーブルブラックの1色である。
IS11LGは日本市場向けのワンセグ機能、約4.0インチ（480×800ドット）のIPS液晶ディスプレイや約800万画素の背面カメラと約30万画素の前面カメラを搭載する機種（写真3）。内部には1.2GHz動作のデュアルコアCPUやGeForceグラフィックプロセッサを採用した。大きさは約64×118×9.9mm（最厚部10.2mm）、重さは約130gだ。ボディカラーはホワイトとブラックの2色を用意する。
IS12Sは、ワンセグ・おサイフケータイ・赤外線通信の各機能を搭載した従来モデル「Xperia acro」後継機種（写真4）。1.5GHz動作のデュアルコアCPU、4.3インチで720×1280ドットの高解像度ディスプレイ、IPX5/IPX7等級の防水機能を採用するなど、各種機能を強化した。背面カメラについては、有効画素数が約1210万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」とF2.4の大口径レンズを搭載を搭載。約130万画素の前面カメラも備える。カメラ自体の操作レスポンスも向上しさせた。スリープモードからカメラ起動・撮影まで約1.5秒、撮影間隔が約0.5秒という。ボディサイズは約66×126mm×11.9mm、重さは約149g。カラーはルージュ、ホワイト、ブラックの3色。
IS12Mは、従来型携帯電話で世界的な人気を博した「RAZR」ブランドのスマートフォン（写真5）。筐体サイズは約69×131×7.1mm（最厚部10.7mm）で、重さは約127g。この薄型軽量ボディに、約4.3インチ（540×960ドット）の有機ELディスプレイ、1.2GHz動作のデュアルコアCPU、約800万画素の背面カメラと約130万画素の前面カメラを搭載する。カラーはシャドーブラック、グレイシアホワイトの3色である。
