東北新幹線、歴代車両が集結 開業30周年
6月23日で東北新幹線が開業30周年となるのを記念し、歴代の新幹線車両を集めた「開業30周年基地まつり」が19日、栃木県小山市の小山新幹線車両センターで開かれた。
全国から抽選で選ばれた1200人が来場。今は運行していない「400系」を除いた歴代のJR東日本の新幹線が勢ぞろいした。上越新幹線を走る2階建ての「E1系」や、秋田新幹線に導入を予定しているあかね色の「E6系」も並んだ。
会場と小山駅との間の送迎列車として使用される「200系」は東北新幹線開業当初のカラーで登場した。「E2系」は休憩場に使われた。
JR東日本によると、車両センターが一般に開放されるのは約20年前に地元住民に公開されて以来。車両の洗浄体験や駅長の制服を着た子どもの撮影会、記念グッズの販売も行われた。
さいたま市から家族連れで訪れた庄司誠一さん(39)は「並んだ新幹線を見て子どもが大喜びだった。毎年やってほしい」と満足そうに話した。〔共同〕