大丈夫だ。問題ない...
そう公言したいのはやまやまなのですが、飛行が再開された米空軍の誇る最新鋭のステルス戦闘機「F22」をめぐるトラブルは、いまだに続いてもいるようですよ。しかも原因不明で、ますます謎は深まるばかりという感じでもありますね。
「ラプター」とも呼ばれる世界最強性能のF22戦闘機では、飛行中のパイロットが突如として深刻な酸素欠乏症に陥る危険が指摘され、とうとう一部のパイロットが搭乗拒否を希望する事態にまで発展していたのですが、このほど明らかになってきた続報によれば、不思議なことに、F22のエンジンの周囲で働く地上スタッフまで低酸素症を次々と訴える事態も生じていたみたいです。きっとあまりにも上空を高速で飛行するゆえに酸素供給システムに問題が生じたに違いないと思われていたのですが、別に空の上を超音速飛行しているわけではなく、地上でF22の周りで作業に当たるだけで、パイロットが訴えたのと同じ症状が出るってどういうことなの? 現場でも頭を悩ませる問題のようですよ。最新戦闘機の開発は容易でないことも伝えられていますけど、大事故にだけは発展しないことを望みたいものですね。
[Defense Tech] Image: Thinkstock
Jesus Diaz(米版/湯木進悟)