【project GFF】GFF主要三社インタビュー全文掲載(第10回)

※2007年夏の福岡について

070914_02.jpg※このインタビュー記事は、電撃PlayStation 9月14日発売号付録「project GFF」に掲載されたものの完全版になります。

日野:あれ以上のことをやろうというのは、ちょっと大変ですよね。今年のイベントを振り返ってみると、やりとげた! という達成感よりも、業界の中での自分たちの存在が大きくなったんだなということを実感できたということの方が大きかったです。あれだけのクリエイターさんたちが集まってくださったこともそうですし、来てくれた方々が、もう無条件に注目してくれているということもありました。前回のイベントから4年経って、業界内でのイメージはそうとう上がったんだなということ、自分たちがやってきたことの実りというかな、成果を実感できました。

松山:それは、ここにいる三社は共通で持っている実感ですね。あのイベントを開催できたこと自体、我々の価値というものがはっきりしたんじゃないかと思います。

日野:今は、次の目標を議論して、団体として、そこに向かって進んでいこうということを考えているという段階ですね。

松山:2003年は、我々がやります、がんばりますということを表明したイベントでした。今年はこういう仕組み、関係ができましたということをお伝えしたイベントだったと思うんですね。九州大学との取り組み、福岡市、福岡県との取り組み、それから我々自体もこれだけ加盟企業も増えましたということをお伝えできました。次は、「で? 何が生まれましたか?」という作品の形、結果でお見せする番かなという気はしていますし、その準備は各社で進めているところです。

日野:そういう流れとは別に、レベルファイブで用意している新作は、GFFの中の2社と共同で作っています。ジャンルは全然違いますが、「ジャンヌ・ダルク」(PSPSCE)もそういう作り方をしたタイトルでした。これも、GFFの会議や会合で話すようになって、彼ら2社の得意とするところがわかってきたりして、じゃあ、一緒に……というふうにできたつながりですね。また、この新作もレベルファイブがパブリッシャーとして販売するタイトルなのですが、ぜひ、ここにいる二人にも、パブリッシャーのおもしろさを体験してもらいたいと思いますね。ゲームを作ることの楽しさはもちろんあるわけですが、それ以外の部分、プロモーションも考えたり、営業的なこともあったりという部分が、非常におもしろかったので、その楽しさは味わってみてもらいたいですね。今度、じっくり話してみようかと思ってます(笑) そういえば今年は、2月に東京で会社説明会もやりました(2月26日、東京・秋葉原で開催された、福岡ゲーム産業就職フェア in 東京)。あの時は7社参加したんですが、「GFFのメンバーです」と、加盟企業の代表の方が一人一人紹介されてステージに並んだんですね。その様子がね、「あれ? かっこいいんじゃないの? これ」という感じで、印象に残っています。

山倉:増えた増えたって思って、うれしかったよね。

(次回に続く)

※GFFの公式サイトはこちらです。

■FUKUOKA 2007

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