デルのタブレット「Streak 7」レビュー、またはAndroidタブレットでやってはいけない10箇条(動画あり)

  • author 福田ミホ
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デルのタブレット「Streak 7」レビュー、またはAndroidタブレットでやってはいけない10箇条(動画あり)

大波が来てます...が。

これから新しいAndroidタブレットが次々発売されて、僕らはプラスチックとシリコンの海におぼれそうなくらいです。今回の記事はそんなAndroidタブレットにおいて「やってはいけない10箇条」、もとい、デルのAndroid端末Streak 7のレビューです。

でも主要メーカーのAndroidタブレットでこの10箇条にあてはまってしまうのは、Streak 7がおそらく最後になると思います。2、3ヵ月もすれば、タブレット・セントリックに作られたAndroid 3.0(別名Honeycomb)がどのメーカーでもマストになるでしょうし、そうすれば端末自体がぱっとしなくても、Honeycombのテイストや便利さで相殺されることでしょう(だから僕的には、各メーカーがあまりHoneycombをいじって差別化しすぎない方がいいと思っています。過去の製品で、どんなメーカーよりもグーグルの方が良いデザイナーを抱えていることがわかっているので)。

でも、そうは言っても他のメーカーがStreak 7のテンプレートを踏襲しないという保証はありません。以下、Androidタブレットにおいてやってはいけない10箇条です。

1. 低解像度で視野角の狭いスクリーンを採用する。2. 電話用に開発された、世代遅れのソフトウェア(Android 2.2)を搭載する。3. 世代遅れのソフトウェアを、ハンパなカスタムインターフェースでカバーしようとする。4. 超高性能のTegra 2を搭載! しているんだけど、バッテリー温存のためにわざと反応を遅くする5. スクリーン上の操作を4回に1回は無視する。6. 特に理由なくサーチボタンをなくす。(スペースがなかったからでしょうか? )7. 2年契約付きの価格設定をする。(契約の最後の方にはただ費用だけ空しく払うことになりそうな...)8. 子供用教育ゲームのBrainPOPとか、使用頻度のすごく低そうなアプリたちをプリインストールする。9. ペーパーバックサイズ(なので電話的な使い方もしたい)にしつつ、ランドスケープ・ポジションを主に想定する。10. 通話機能は付けない。


もし今どうしても7インチのAndroidタブレットを選ばなくてはいけないとしたら、サムスンのGalaxy Tabの方がいいです。ただ問題は、Streak 7の方が中身の性能は良いし、ソフトウェアもいつかAndroid 3.0にアップデートされて解決する一方で、Galaxy Tabは3.0にはアップデートされないだろうと言われていることです。

とはいえ、HoneycombではStreak 7のスクリーンの問題は解決しません。スクリーンはGalaxy Tabのほうがはるかに良いです。ソフトウェアアップデートで何とかなるだろうというものは、宝くじよりちょっとリスクが低い程度なので、買うための理由にはしない方が良いと思います。

Streak 7はT-Mobileとの2年契約で200ドル(約1万6300円)で、50ドル(約4100円)の払い戻しがあります。2年契約なしだと450ドル(約3万6700円)になります。でも、これからAndroidタブレットの洪水がやってくることを考えると、その波を待った方が良さそうです。

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Music by Kevin MacLeod

matt buchanan(原文/miho)