ネットとリアルを融合していく人と分けていたい人


ネットを長らく使っていて、ネット上で知り合った人とオフ会をしたり、個別に会ったりして、ネット上の関係をリアルな知人関係へと融合させていくのが自分の中ではごく普通なことで、ネット上を見ているとそういう風にネットとリアルを区別せず、両方の関係をうまく融合させていく人達がいる一方で、ネットはネット、リアルはリアルと分けていたい人達もいる。


ネットとリアルを分けたい人達


ネットで直接相手と会うことはないからと普段の日常では出来ないであろう発言をしたりするのは、ネットでちょっとくらい痛いことをしても、それがリアルの自分に跳ね返ってくる事はないだろうという、ある種、ストレスのはけ口だったり、逃避先としてのネットの活用例で、意識的な場合も無意識的な場合もあるけど、こういう人達はそれなりに存在する。



また、特に痛いことなどをしていなくても、あえてネットとリアルが融合されてしまうと困る、という人達もいる。リアルではなかなか出せない自分を開放できるネット、というパターンで、そういう自分がリアルな現実の周りの人々に知られたら困るという。日常生活での自分とは違うペルソナを演じることができる場所としてのネット。


ネットとリアルが融合していく人達


一方のネットとリアルが融合していく人達ってのは、人と人が出会うシチュエーションの中に「ネットで知り合う」というのが追加されただけだと感じている。


立場や年齢、場所など、さまざまな制約が多い現実で人と知り合う場合と比べて、互いの考え・思いで直接やりとりできるネット上でのコミュニケーションは、始めからメンバーが決定している現実での出会い(近所、学校・職場など)でのそれと比べ、より密度が高く本音に近い部分でのやりとりになり、そういう出会いを取り込めるのは一度この味を知ってしまうとやめられなくなる魅力がある。



それは、ある意味、自分が世界中の人達と接するチャンネルが一気に何万倍にも増えたかのような感覚かもしれない。