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名古屋城天守閣の木造復元事業に絡み石垣の保全・修復を検討する名古屋市の有識者会議が12日開かれた。市側が木造復元に合わせて石垣の一部を移動させるなどの計画を示したのに対し、複数の専門家が史跡保護の観点から計画を批判。文化庁の担当者も「(現状の計画では)許可は出ない」と指摘した。市が計画の見直しを迫られ、木造復元の完成時期(2022年12月)に影響を及ぼす可能性もある。
国の特別史跡である名古屋城での工事や、石垣の調査・移動には文化庁の許可が必要。1612年の築城時から残る石垣の保全が前提となる。
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