PC-BSD is a free operating system with ease of use in mind.

PC-BSD開発チームおよびiXsystemsは12月18日(米国時間)、PC-BSDの最新版となる「PC-BSD 9.1」を公開した。PC-BSDは、FreeBSDベースで開発されたデスクトップ / ワークステーション向けディストリビューション。64ビット版と32ビット版が用意されており、DVDのISOイメージのほか、USBイメージ、軽量版USBイメージ、USB Liveイメージ、VMwareディスクイメージ、VirtualBoxディスクイメージなどが提供されている。

PC-BSD 9.1の主な特徴は次のとおり。

  • FreeBSD 9.1ベース
  • 「TrueOS」の導入
  • インストーラを大幅改修
  • インストール時にZFSミラー及びRAIDZ1/2/3が設定可能に
  • ZFS内にスワップ領域の作成をサポート
  • ZFSデータセットにcompressionやnoexecなどのオプションが設定可能に
  • Jail管理ツール「Warden」をシステムに統合
  • WardenにLinux Jail作成機能を追加
  • ZFSブート環境を管理するbeadmコマンドをサポート
  • PXEブートサーバ作成のサポート

9.1では、インストーラに「TureOS」と呼ばれるオプションが新たに追加された。TureOSはサーバ運用をコンソールベースで行いたいユーザ向けに用意されたインストールオプション。TrueOSを選択するとシステムの他に、管理者向けにコマンドラインバージョンのWardenやPBIマネージャ、beadmなどのユーティリティがインストールされるようになっている。

その他にもサウンド設定やBluetooth向けの新たなGUIの追加やワイヤレスネットワークユーティリティ、AppCafeの改良などデスクトップ環境への対応も実施されている。