鉄道やバスなどに乗れるだけでなく、買い物にも使える非接触型IC乗車カードって、便利ですよね。
しかし、普段使っているIC乗車カードを他の地域に持って行くと使えない...ということが、まだまだあるようです。例えば、Suicaで関西の私鉄に乗れなかったり、ICOCAで関東の私鉄に乗れなかったり...といった感じのようです。
主要なIC乗車カードの相互関係の現状がどうなっているのかを見てみますと...
出典:Wikipedia
ちょっと複雑な相互利用関係図ですね。まるでドラマか何かの人物相関図のようです。Suicaの相互利用の多さが圧倒的なのは分かるのですが、Suica以外のカードを見てみると、同じ地域内でしか相互利用されていないことが多いようです。
そういった複雑な関係を正すべく? 下記の10種類のカードで相互利用を検討するそうですよ。
・Suica(JR東日本ほか)
・ICOCA(JR西日本)
・PiTaPa(関西ほか各社局)
・TOICA(JR東海)
・PASMO(関東各社局)
・nimoca(西日本鉄道)
・Kitaca(JR北海道)
・はやかけん(福岡市交通局)
・SUGOCA(JR九州)
・manaca(名古屋地区各社各社局) 2011年サービス開始予定
そういえば、上記のリスト中にJR四国がないですね...。
なんでも、「JR四国はIC乗車カードを導入しておらず、四国で(相互利用の)検討会に参加予定の鉄道会社などはない。」だそうです。
最近はスマートフォンにもおサイフケータイ機能が搭載されていますし、1種類所有(もしくは、登録)すれば、日本中(四国を除く...)どこでも鉄道やバスなどに乗れるようになるのは、素敵ですよね!
ただし、開始時期は2013年春の予定だそうです。もうすぐ、2011年ですが、それでも2年後の春...っていうのは、少し遅くないですかぁ。もう少し、早く実現できないものでしょうかねぇ。
1枚あればOK...IC乗車券10種、相互利用へ[読売新聞]
交通系ICカードの相互利用サービスの検討を開始しました[JR東日本]
日本国内の主要IC乗車カードの相関関係を表した図[Wikipedia]
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(KENTA)
※ご指摘ありがとうございます、記事修正しました。