脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2012年を振り返る

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2012年の大晦日なので、今日は少しチラ裏的な内容を書く。主に、このブログのことについて。

 

今年8月7日の開設以来5ヶ月程度、毎日更新を続けることができたのは、飽きっぽい僕の性格からすると奇跡に近い。嬉しいことにPVは毎月右肩上がりで増えていき、今月は約60万PVという5ヶ月前の自分が聞いたら絶対信じてもらえないような数字になっていた。これだけ多くの人に読んでいただけて、とても光栄に思う。本当にありがとうございます。

 

このことはたぶんどこにも書いたことがなかったと思うが、そもそも僕がブログを始めようと思ったのは、phaさんの『ニートの歩き方』を読んだことがきっかけだ。「働きたくない」という気持ちは大学在学中からずーっと僕の根底に存在していたので、phaさんの本は僕の価値観にとてもよく合致し、翌日仕事があるのにもかかわらず夜更かしをして一気に読んでしまった。phaさんの本には、「どんなマイノリティな思想でも、ネットで情報発信をしていれば仲間が見つけられる」といったようなことが書いてあって、「じゃあ、僕も自分の思っていることをだらだらと発信するようなブログでも書いてみよう」という気になった。phaさんの本を読んでいなかったら、間違いなく僕はブログを始めていなかっただろう。そういう意味で、僕自身のBook of the Year 2012は間違えなくphaさんの『ニートの歩き方』である。お会いしたことはないが、とても面白い本を書いていただいて、phaさんには心から感謝している。

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

ちなみに、開設当初、このブログは「脱社畜ブログ」という名前ではなかった。「こんなことをかんがえている」というかなり残念なタイトルで、内容も仕事観的なものに絞られず、例えば『彼女ができないと悩むあなたに贈る戦略的恋愛術』みたいな記事が投稿されていたりする。開設当初の記事を読むと、ちょっと懐かしい気持ちになる。

 

開設後何日か投稿を続けていくうちに、日本の仕事観に関する内容が多くなってきたことに気づき、思い切って「脱社畜ブログ」にタイトルを変えて、それをブログの軸とすることに決めた。いま思えば、この大転換をしたおかげでこれだけ多くの方に読んでいただけることになったので、これはよい判断だったと思っている。一方で、僕が普段読んでいる仕事観とはまったく関係ない本やマンガの書評とか、プログラミングについての記事などを書く場所が無くなってしまったので、それについては来年の課題としたい。

 

5ヶ月間で、日本の仕事観に関する記事をたぶん100記事ぐらいポストしてきたが、そもそも僕自身は労働法の専門家でもないし、大学も理系で、本業はどこにでもいる普通のプログラマーなので、労働問題に関しては実はただの素人である。むかし小さい会社を経営していた経験があったり、なぜか大学在学中に一時期血迷って司法試験の勉強をしていたことがあるのでちょっとだけ法律の知識があったりするのが他の人よりも変わっていることだとは思うのだけど、それでも色々と勉強させていただきながら、ブログを更新している。

 

そんな素人だった僕だが、実際に記事を書いてその反響に接することで、やはり日本での「仕事」には、多くの課題が残っているということを再認識させられた。もともとは「どんなマイノリティな思想でも、ネットで情報発信をしていれば仲間が見つけられる」という考えで始めたブログだったのだけど、日本の仕事観をおかしいと思っている人たちは決してマイノリティではなかったようだ。これだけメジャーな問題が、未だに放置され続けているのはやはり異常だと感じる。来年も、あるいは再来年も、状況が改善されるまではこのテーマについて情報発信を続けいけたらいいなと思っている。

 

今年は他にも、血迷ってKDPで昔書いた小説を出版してみたりもしたが、予想していたよりも多くの人に読んでもらえたようで、嬉しい限りだ。売上は微々たるもので、歯の治療費を補填するには完全に焼け石に水レベルだったのだが、「キンドる速報」にレビュー記事が掲載されたり、他にも好意的な感想を頂いたりして、非常に恐縮である。読んでいただいた方々に、心からお礼を言いたい。ありがとうございました。

 

もともと文章を書くのは好きなので、来年は可能であればブログ以外にも文章を書く場所を増やせていけたらいいな、という夢を見たりしている。もちろん、機会とやる気と時間とは、真剣に相談しなければなるまい。

 

来年やってみたいと思っていることは他にも結構たくさんあるが、具体的に目標を立ててしまうと色々辛くなるので、まぁ適度にゆるゆるとやっていくつもりである。そもそも今年の初めには自分がブログをはじめるなんてことは全く考えていなかったので、来年も面白いことや意味のありそうなことがあれば、臨機応変に挑戦していけたらよいと思っている。

 

それではみなさん、よいお年を。