日本円定期の金利も、昔は6%ありましたね...。いまや最大でも0.5%程度。国債の利回りも、最近の適用金利で1.17%ですから、無理もありません。

でも、海外に目を向けるとまだまだ金利の高い国はあるものです。その中でも、ブラジルのレアルの金利がやたらと高いので、ご紹介します。

Photo by add1sun読売新聞のこちらの記事でも紹介されていますが、外貨定期預金でブラジルレアルを取り扱っているところは、


以上の4行です。パーセンテージだけ並べてみると、日本円や他の外貨に比べてかなり高金利。一時期のNZドルや豪ドルを彷彿とさせます

選ぶ際のポイントを挙げるなら、以下の4点が気になるところです。

  1. 最低預入単位に注意(日本円にして約10万~100万円程度が必要に)
  2. 満期時の扱いを選べるかどうか(自動解約のみか、自動継続も選べるか)
  3. レアル普通預金の扱いがあるかどうか(レアル普通預金の扱いがあれば、為替差損を回避できる可能性が高まる)
  4. 為替手数料はいくらか

各銀行の対応を、上記のポイント毎にまとめてみますと、

【最低預入額】

【満期時の扱い】

  • ソニー銀行:満期日自動解約のみ。解約後はブラジルレアル普通預金に入金
  • 西京銀行:満期日に自動で円へ交換し、円預金口座へ入金
  • ブラジル銀行:同期間の定期へ自動継続もしくは、満期時にブラジルレアル普通口座へ入金
  • イタウ・ウニバンコ銀行:自動継続もしくは、満期時に米ドルか円に交換後、ドル普通預金・円普通預金へ入金

【レアル普通預金の扱い】

  • ソニー銀行:あり
  • 西京銀行:なし
  • ブラジル銀行:あり
  • イタウ・ウニバンコ銀行:なし

【1レアルあたりの片道為替手数料】


となっていました。解約できなかったり、為替リスクがあったりと、元本保証の商品ではありませんが、運用先を探している方は、この週末を利用してじっくり資料に目を通してみるのはいかがでしょう。

(常山剛)