先週一番驚いたニュースはDeNA南場社長の退任
発表のあった日、社内会議を終えて自分の席に戻って
メールを開いたら、南場社長からメールが届いていました。

南場社長とはDeNAが99年に設立されて間もない頃に、
当社から出資させてもらってからの付き合いですが、
長年、ネット業界の厳しい荒波を乗り越えてサバイブしてきた
戦友のような気持ちがあります。

現在こそモバゲーの快進撃で目もくらむような決算ですが、
当社が出資した頃の主力事業はオークションのビッダーズ。
ネットバブルの崩壊を乗り越え、幾度となくビジネスモデルを
変えてきた同社の相当な苦難の道のりを私は知っているので、
この絶好調のタイミングでの退任は予想外でした。

退任理由は夫の看病を優先ということで、
私は旦那様とも旧知の間柄なのでとても心配なのですが、
それにしてもこの局面で南場さんがそのような家族愛を
大切にする決断をしたことに、心が温まりました。

常々DeNAの経営陣は本当に優秀だと、
同業界の会社として素直にそう感じていたので、
後任の体制は問題ないと思うし、
徹底して立つ鳥跡を濁さない南場さんの姿勢は
プロの経営者として本当に立派だと思います。

創業社長の引き際は本当に難しくて、
私も常にそれを頭のどこかで意識しています。
実際、私の知っているたくさんの成功した起業家も、
幸せでなさそうな引き際の人のほうが圧倒的に多いです。

会社が倒産したり、業績が悪化したり、不祥事の責任取ったり、
内紛が起きたり、クビになったり、逮捕されたり。。


以前GOETHEの取材で応えた
「死ぬまでに果たしたい人生50の夢リスト」
を社員が私の誕生日にアプリにしてプレゼント
してくれました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ-未設定

そのうちのひとつ

渋谷ではたらく社長のアメブロ-未設定

『幸せな引退をしたい』


自分の引き際は、時期や年齢では決めていませんが、

1.自分の成長が止まったとき。または自分より社長を
やったほうが良いと思える人材が育ったとき。
2.自分がハングリーさやスピード、柔軟性などを失ったとき。

このいずれかに当てはまったときだと考えてます。
1は自分の成長が止まってない場合は、誰かに追い抜かれるイメージです。
2はネット業界の社長には年齢関係なく必須条件です。


ちなみにこのアプリをクリックすると新社長はこちらの方。

渋谷ではたらく社長のアメブロ-未設定

この撮影のためにスーツ着てきてくれてありがとう(笑)