日本HP、Win 8搭載PC新モデル--ハイブリッドPCやマルチタッチ対応など

　日本ヒューレット・パッカード（HP）は10月12日、新OS「Windows 8」を搭載した個人向けPCの2012年冬モデルとして、ノートPCとタブレットの2通りで使える「HP ENVY x2」やマルチタッチ対応モデルなどを発表した。

　ENVY x2は、ノートPCとタブレットそれぞれのメリットを兼ね備えたハイブリッドPCだ。取り外し可能なマルチタッチ操作対応の11.6インチワイド液晶を採用しており、キーボードドック（キーボード部）を装着した状態では最大約14時間駆動が可能。取り外した状態では厚さ8.6mmのタブレット（約7.5時間駆動）として活躍する。

HP ENVY x2

　タブレットには、ウェブカメラ（前面：2メガピクセル、背面：フラッシュ機能付き8メガピクセル）やBeats Audioステレオスピーカ×2基、microSDスロット、NFC（近距離無線通信技術）インターフェースなどを装備。キーボードドックには2in1メディアスロット、HDMI、USB 2.0×2（電源オフUSBチャージ機能対応×1）を備えている。タブレットとの接続部はマグネットアシストで簡単に着脱が可能だ。販売は直販モデルのみ。

　マルチタッチ対応モデルとして「HP ENVY 20 TouchSmart All-in-One」と「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4」の2機種をラインアップしている。

　ENVY 20 TouchSmart All-in-Oneは、10点マルチタッチ対応の20インチワイド液晶に加え、15倍W録画が可能な3波対応ダブル地デジチューナ、Beats Audioステレオスピーカーなどを装備。SSDとHDDを組み合わせた「HPスマート・キャッシュ」対応モデルも選択できる。

　ENVY TouchSmart Ultrabook 4は、薄型軽量ボディにマルチタッチ対応の14.0インチワイド液晶を備えたウルトラブック。高速起動かつ大容量を実現するSSD（mSATA）＋HDDのストレージ構成、Beats Audioステレオスピーカとサブウーファによる高品質なサウンド、約7時間15分の長時間駆動などが特徴となっている。こちらは量販店モデルのみ。

　薄型ノートPCでは「HP Pavilion Ultrabook 14」と「HP Pavilion Sleekbook 14」が発表された。両モデルはいずれも14.0インチワイド液晶を搭載し、曲線を取り入れて持ちやすくした厚さ約21mm、重量約1.9kgの共通デザインを採用。カラーはスパークリングブラックとルビーレッドの2色が選択できる。

　CPUは、Pavilion Ultrabook 14にインテル Core i5-3317U、Pavilion Sleekbook 14にはAMD E1-1200を搭載している。そのほか、ウルトラブック従来機種にWindows 8を採用した後継モデルとして、13.3インチワイド液晶モデル「HP SpectreXT 13-2100」、14.0インチワイド液晶モデル「HP ENVY Ultrabook 4-1100」、15.6インチワイド液晶モデル「HP ENVY Ultrabook 6-1100」もラインアップしている。