BSデジタル放送が新たに7チャンネル増加へ、通販番組などは少なめに

2010年9月時点での普及状況が約8546万台と、地上デジタル放送（約8814万台）に近いペースで普及しているBSデジタル放送ですが、新たに7チャンネルが追加されることが明らかになりました。

地上波デジタル放送と比較して通販番組やCMが多い印象のあるBSデジタル放送ですが、広告放送は従来よりも少なくなるとされており、視聴者が楽しめるコンテンツが増えることになりそうです。

詳細は以下から。
asahi.com（朝日新聞社）：ＢＳデジタル、ディズニーなど新たに７チャンネル決定 - 文化

朝日新聞社の報道によると、総務相の諮問機関である電波監理審議会が、放送事業者や映画配給会社など計12社の中から、BSデジタル放送の新たなチャンネル枠を7つ選定したそうです。

新たに選定された7つのチャンネル枠には、ウォルト・ディズニー・ジャパンの子会社による、アメリカのABCテレビが製作したドラマやニュース、映画などを無料で放送するチャンネルと、CS放送から移行する有料のディズニーアニメチャンネルの2枠が含まれており、ほかにも映像サービス会社が立ち上げた釣り専門チャンネルと、CS放送から移行する4チャンネルが選ばれたとのこと。

これらのチャンネル枠は総務省から認可を受け、2011年末以降から放送を開始する予定とされており、2011年10月から放送を開始するWOWOWやアニマックスなどの11チャンネルを含めると、BSデジタルで放送されるチャンネル数はトータルで30となります。

なお、チャンネルの選定にあたって、電波監理審議会は通販番組の急増に配慮して広告放送を全体の3割以下に抑える基準や、収益の安定性などを踏まえた審査を行っているため、今までのように「通販番組ばかりで見たい番組が少ない」といった事態に悩まされることは減りそうです。