名古屋を退団した元日本代表MF三都主アレサンドロ(35)がJ2栃木入りすることが9日、濃厚となった。三都主は国際Aマッチ82試合出場、2度のW杯にも出場した実績を持つ。昨季限りで名古屋を構想外となったが、現役続行を目指し昨年12月11日にはW杯出場組としては異例の合同トライアウト(フクアリ)にも参加していた。

 トライアウトでは「何もなかったら引退するしかない」と悲壮な決意で猛アピール。ひた向きな姿勢と確かな技術、経験に、昨季J2で11位の栃木が目を付けたようだ。関係者によると交渉は大詰めだという。三都主はオフも故郷ブラジルには戻らず、年明け以降も名古屋の施設でみっちりと自主トレを続けている。