パンクラスの大会、見られる試合と見られない試合があったりでした。この後じっくり見たいと思うのだけど、日本中では重量級のホープである手塚裕之がブラジル人と戦って、かなり接戦の末に敗れてしまったというのは残念でした。ちょっと後手を踏んで、そこから追撃はしたんだけど、選考されたポイントは取り戻せなかったという感じでもったいなかった。
そして 見られた試合の中で注目したのは、郷野聡寛がGONOと改名し、パンクラスのリングに立ったということです。
郷野聡寛に、今、 PRIDE 武士道での活躍、あるいはパンクラスでグラバカの副将として猛威を振るいつつ、全日本キックに乗り込んでそこのオーダーを取るというような、巧妙なセルフプロデュースの才を再現しろという人は誰もいないだろう。
減量がうまくいかないことによる様々なトラブル、それが巡り巡ったのかもしれない精神的な不調、そういうもので、全席から下り坂になるにしてもちょっとハードランディングになってしまったという感は否めない。
しかし、階級もウェルターに戻し、それなりに余裕を持ったんだろうか。
今回は見事に判定勝利。
試合展開はこちら
PANCRASE293:第6試合・GONO vs. 脇本恭平 - 格闘技徒然草 http://yunta.hatenablog.com/entry/2018/02/04/165809
総合格闘技をやり始めて間もない「期待の新人」に老獪さで対抗する「前座の関門」としてなら、全盛期も「マタドールのような」と評されたディフェンス技術、全局面的なテクニックが活かせるのではないかと思った のでした。
今後も参戦してほしいと強く思った次第です