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ビンラディン容疑者、軍施設集中地域に潜伏

2011年5月3日 6:42

 アメリカ当局により殺害された、01年のアメリカ同時多発テロの首謀者とされる国際テロ組織「アルカイダ」のウサマ・ビンラディン容疑者の潜伏先は、パキスタンの首都からほど近い軍の施設の集中する地域だった。

 パキスタンの首都から約80キロ北にあるアボタバードは、陸軍士官学校などもある。ビンラディン容疑者の潜伏先の建物は高い塀に囲まれた豪邸で、電話やインターネット回線は引かれず、アメリカ当局も「隠れ家として建てられたものとみられる」と分析している。

 アメリカ政府関係者は「作戦行動ではビンラディン容疑者を拘束する選択肢もあったものの、銃撃戦となって殺害した」と説明している。また、DNA鑑定の結果、遺体はほぼ100%本人であることが確認された。