「アジャイルサムライ」読書会 湯島道場 第一回を開催しました。


ようやくこの日がやってきました!「アジャイルサムライ読書会 湯島道場 第一回 〜地の巻〜」


今回も[twitter:@shinyaa31]さんが素晴らしいまとめをしてくださっていますので、読書会の詳細は下記リンクをご参照ください。


【参考URL】
アジャイルサムライ道場 ・・・ アジャイルサムライ道場
アジャイルサムライ読書会(湯島道場) 第一回 地の巻に参加してきた ・・・ [twitter:@shinyaa31]さんの参加レポート
アジャイルサムライ読書会(湯島道場)に参加しました。 ・・・ [twitter:@ywindish]さんの参加レポート
アジャイルサムライ読書会(湯島道場) 第一回 地の巻  ・・・ ATND
アジャイルサムライ読書会(湯島道場)開催します! ・・・ 私の開催宣言エントリー


さて、今回は折角読書会を開催させていただいので振り返りレポートとして、開催の構想から、準備、開催にいたるまでのことを綴りたいと思います。上記リンクの私のエントリー通りの経緯で開催されたわけですが、何もかもが初体験で参加いただいた皆様にはいろいろと不手際ゆえご迷惑をおかけしました。しかし、せめて、これから社内外で様々な人を巻き込んで何かをしてみたいって思っていらっしゃる方の、反面教師や参考になれば幸いです。


【構想】
[twitter:@HIROCAST]さんとのtwitterでのやりとりに、[twitter:@kakutani]さんから「サポートページを利用して」とお声掛けいただいたときから、「やるぞ!」と言う意気込みと同じだけプレッシャーを感じました。公式サポートページに掲載するのですから恥ずかしいことはできないと。。。ただ、この時から読み合わせ方式より、座談会形式、テーマは章ごと、事前に読み終えてくる、ふりかえりは毎回実施する、と言った大まかな構想はできていました。


【事前準備】
ATND立てする前に、自社のスタッフ2人に声かけて運営の手伝いをしてもらうことにしました。2人とも快諾?してくれました!本当にありがとう!その後、[twitter:@ryuzee]さんと[twitter:@t_wada]さんに声掛けをして「用心棒」役をお願いし、これも快諾?いただけました。人が集まるか不安がありましたが、まずはATNDに登録し、サポートページに開催概要を追加し、twitterで呼びかけをしました。じつはここまでに10日かかっています。
10日もかかってしまった一番の原因は、サポートページに掲載する内容の推敲です。どのように「参加してみようかな?」を引き出すか、参加を検討される方は何を知りたいか?今後色々な道場が立つかも知れない中、地理的理由以外でここを選んでもらうにはどうすればいいか?などなど。
回数については、[twitter:@HIROCAST]さんやレビューに参加された[twitter:@remore]さんなどから4〜5回くらいじゃないかと意見いただき添うことにしましたのであっさり決められました。念のため5回と決めたら、ちょうど五部構成だったのは奇跡ですw。
ATND立ては苦労しました。少しずつ編集しながらブラッシュアップしようと、日付とタイトルだけ入れて、他は「あ」とか「テスト」とか入力したら、即、後悔されてしまったり、ボットにtweetされたりで焦りました。後からアンケートも追加できなかったですし。。。結局tweetされてしまったので、急いで体裁を整えました(汗。
次に取り組んだことがポジションペーパーです。TDD Boot Camp 1.5 in Tokyoに参加した際のポジションペーパーGoogle Moderationはすごくいいなと思っており、ポジションペーパーインスパイアパクリました。
ただし、同じポジションペーパーにしても折角「道場」を名乗っているので「門人札」と名を変え、大した演出ではありませんが、参加を回数を重ねることで「道場内段位」があがるような趣向を取り入れました。


【人数調整】
自社の会議室は狭く通常12人用の会議室が2室あるだけです。ただし、細長い会議室で21人の会議実績があったので用心棒までフル参戦で21までは収容できると思っておりました。また、以前「スクラム道」に参加させていただいた際に、机なしの円形座談がすごくよかったので、これもインスパイアパクリました。(すごい細長い楕円ですが。。。)※下図参照
ただし、念のため15人募集からスタートし、前日に18名に増枠しました。おかげさまで15名枠は告知翌日に満員御礼となりました!


【資材準備】
模造紙や付箋紙、マジックなどは社にあるものを使いましたが、会場案内の紙を入れるケースと、名札、名札用はがきは当日準備しました。名札は、下の写真の通り大きめのものが欲しく、はがきが入るものを選びました。

プロジェクタ、ドリンクサーバー、灰皿は会社の物を利用しました。


【スライド準備】
実はすべてのスライドも当日作りましたw。兎に角進行を少しでもスムーズにするために、会場の案内を最初に作りました。また、このスライドは開場から開始までの間流し続けておきたかったので、アジェンダと、初体験のかたもいらっしゃるのではと思い簡単なワールドカフェ説明を付けました。ワールドカフェもDevLOVE等で[twitter:@DiscoveryCoach]さんがされているのを見よう見まねでインスパイアパクリましたw。


次に作ったスライドは「自己紹介していただきたいこと」をまとめたスライドです。アジャイルソフトウェア開発関連を話題にするには、参加される方の背景(業種、職種、経験など)をお互いに知り合うことがとても重要と考え、アイスブレイクで皆さんに口を開いていただくこともかねて20分の自己紹介枠をとりました。


続いて、今回の開催に至った経緯と、この場をどう進めたいか、この場で何を共有したいかを説明するために「開催概要」のスライドを作りました。著者はおろか、監訳者の方にも相談せず宮本武蔵五輪の書を引き合いに出したのは、発表後にちょっと不安になっていたりします。


最後にLT資料です。LTは座談会のテーマとすることは決めていましたが、最後まで本当に悩みました。参加される方の背景も分かりませんし、該当章が「アジャイル入門」と言うことで、ここにこの本の特徴をどのように見出そうか?、そしてどのようにスムーズに座談会に入れるか?など、迷いに迷いました。結果あえて、「きっと皆さんが”?”と思う、ちょっと行き過ぎた内容にしてみよう」と考え、また何人かのレビュアーさんのブログに「入門書とたかをくくっていたら。。。」と言う感想を参考に、
・本当に入門書なのか?
・本当に部の名の通り「アジャイル」入門なのか?
・あえて「入門」としたら、エンジニア向けにはもっと突き抜けた理想を掲げてもよいのではないか?
と言った趣旨にしました。
もともと、「言い訳」と「私ならこんな方々に読んでいただきたい」と言うスライドは最後にあったのですが、この本の出版に携わったすべての方や、最後まで読まれた方に「おまえ本当に読んだのか?」と思われてしまうのは無念なので、発表直前に最初に移動しましたw。

思惑通り、座談会スタート同時に「そうは思わない」から始まりました。


【開場〜開催】
当社が土足禁止なため、皆様には狭い入口でスリッパに履き替えていただきましたが、初めて来られる方にいきなり「靴脱げ」はやはり敷居を高くしてしまったと思います。ただし、次回以降も土足禁止なのでご了承ください。
そのほかは割と開催まではスムーズだったかなと思います。
開催してからは、つたないながらもがんばって進行をしました。[twitter:@nohdomi]さんの素晴らしいLTがあったおかげで私の上記の通りなLTだけにならず、本当にほっと胸をなでおろしました。
座談会は、さすがにみなさん積極的に手を挙げ、口を開いてくださり、時間打ち切りまで話が盛り上がりました。また、要所要所で用心棒の[twitter:@ryuzee]さんが軌道修正してくださったり、うなずきや相槌で「場」に安心感を与えてくださったので、より皆さんが積極的になれたと思います。
休憩時間中も各所で本書に関する話に花が開いていたようで良かったです。
ワールドカフェは、経験者が各テーブルにいらしたおかげで何とか体をなしましたが、準備、説明ともあまりに未熟でした。結果、私はワールドカフェには参加できず、タイムキーパーとなってしまいました。
ワールドカフェの各テーブルでまとめられたものをアップしておきます。




【懇親会】
18名の参加者中22時開始の懇親会、それも事前告知なしでしたが13名の方に参加いただけました。ここでも非常に話が盛り上がりました。懇親会は当社と同じビルの1〜2Fの[tabelog:282069:title]で開催したのですが(当社は4-8F)、事前に何名になるか分からないが最大10人位来るかも知れない、と言う無謀なお願いに快く応えていただき、2Fに席をキープしておいていただけました。おうどんがとっても美味しいお店なので、お近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
懇親会は皆さん終電間際まで盛り上がっていただき、23:50に閉会となりました。


また、今回参加いただいた方の中に[twitter:@yokatsuki]さんがおり、「他流試合は弊社でやりましょう!」とご提案いただきました。160名収容できる大きな会場提供の申し出を頂きました。本当にありがとうございます。みなさん、この秋は北青山に大集合です!!


【次回開催に向けて】
前述の通り、参加回数を重ねることで昇段する趣向や、ANTDで全回参加を呼びかけさせていただいたので、第二回の募集は、一回目の参加者に優先的に声を掛けさせていただきました。勉強会は途中参加しにくいと言う心理的障壁があることは理解しておりましたが、もともと全五回で開催を宣言しており、折角相互の背景理解が進んだので、回を重ねるごとにより深まった議論が展開され、私を含め参加された方の前進につながればと思っております。


最後に、このような縁や経験まで作って下さった「アジャイルサムライ」の著者、監訳者、翻訳、レビュー、出版に携われたすべての皆様、ご参加いただいた皆様、同時開催されていた各道場の主催者、参加者の皆様、そして運営を手伝ってくれた当社スタッフ、本当に、本当にありがとうございました。
次回以降も粉骨砕身で運営に当たりたいと思いますので、どうぞご支援ください!