既存の100円ライター、来年9月から販売禁止
子供の火遊びが原因とみられる火災防止のため、政府は5日、既存の使い捨て100円ライターを来年9月27日から販売禁止とする政令を閣議決定した。子供が操作しにくい2段階操作、レバーを重くするなどの具体的なライターの安全基準は今回の政令とは別に、12月中にも経済産業省の省令で定める。
経済産業省は消費生活用製品安全法の施行令の一部を今年12月27日付で施行し、100円ライターを新たに特別特定製品に指定。販売の際に第三者機関の検査を受け、安全基準適合を示す「PSCマーク」を取得することが義務付けられる。
政令は新旧ライターの切り替え期間を来年9月27日までの9カ月間と定めており、その間にPSCマークの取得や販売店からの既存ライターの回収などを終える必要がある。