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NTTグループで金融サービスを手がけるNTTスマートトレード（東京・千代田、中沢豊社長）は7月からインターネットを介した送金サービスを始める。相手のメールアドレスが分かれば簡単に送金できる。交流サイト（SNS）の普及などで個人間の物品売買が活発になっているのを受け、手軽な少額決済の手段として利用を見込む。

昨年4月に施行された資金決済法で銀行以外にも送金業務が解禁され、NTTスマートは送金事業者の登録を受けた。

送金を受ける人は無料の会員登録をして、システム上に口座を開いておく。送金する人はサイトで送金先のアドレスを入力すればクレジットカードで送金できる。送金する人も会員登録すれば口座同士で送金もできる。

2000～3000円程度の送金を中心に利用を見込む。クレジット送金の手数料は送金額の3.15％で、3000円を送金した場合は94円。送金の上限は1回10万円。同額を大手銀行のネット振り込みサービスで他行に送金する場合、200円超の手数料がかかる。