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まんがと図解でわかる正義と哲学のはなし (別冊宝島) (別冊宝島 1767 スタディー) 大型本 – 2011/5/13
小川 仁志
(監修)
シリーズ第4弾!今回は「災害が起きた後、お店で物資を買い占めることは正当化されるのか」「飲食店でドライバーがお酒を飲むのは自己責任なのにどうしてお店も処罰されるのか」など、誰もが感じている「善悪や正義」の疑問について、古今の哲学者の考え方を紹介しながらまんがと図解を駆使してわかりやすく解説します。正しさ、自分らしさ、幸福な人生とは?「哲学すること」を気軽に楽しく学べる一冊です。ハーバード大学のサンデル教授の話がちょっと難しいかも…と感じる人におすすめです。
- 本の長さ143ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2011/5/13
- ISBN-104796681868
- ISBN-13978-4796681865
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商品の説明
著者について
小川 仁志 (おがわ ひとし) プロフィール
1970年、京都市生まれ。哲学者。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士号(人間文化)取得。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。現職は、徳山工業高等専門学校准教授。大手商社を退職した後、数年間のフリーター生活を経て名古屋市役所に再就職、働きながら大学院に在籍していた異色の経歴を持つ。市井の人々と哲学を語り合う「哲学カフェ」を主宰している。 主な著書に『ヘーゲルを総理大臣に!』(講談社)、『世界一わかりやすい哲学の授業』(PHP研究所)、『人生が変わる哲学の教室』(中経出版)、『はじめての政治哲学 ——「正しさ」をめぐる23の問い』(講談社現代新書)、『人生をやり直すための哲学』(PHP新書)、『悩んだときは哲学者に聞け!』(廣済堂出版)など。
1970年、京都市生まれ。哲学者。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士号(人間文化)取得。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。現職は、徳山工業高等専門学校准教授。大手商社を退職した後、数年間のフリーター生活を経て名古屋市役所に再就職、働きながら大学院に在籍していた異色の経歴を持つ。市井の人々と哲学を語り合う「哲学カフェ」を主宰している。 主な著書に『ヘーゲルを総理大臣に!』(講談社)、『世界一わかりやすい哲学の授業』(PHP研究所)、『人生が変わる哲学の教室』(中経出版)、『はじめての政治哲学 ——「正しさ」をめぐる23の問い』(講談社現代新書)、『人生をやり直すための哲学』(PHP新書)、『悩んだときは哲学者に聞け!』(廣済堂出版)など。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2011/5/13)
- 発売日 : 2011/5/13
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 143ページ
- ISBN-10 : 4796681868
- ISBN-13 : 978-4796681865
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,082,784位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 401,116位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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哲学者・山口大学国際総合科学部教授。1970年生まれ。京都市出身。京都大学法学部卒業。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。専門は公共哲学・政治哲学。商社、市役所、フリーターを経た異色の哲学者。「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。各種メディアでも積極的に発言。公式ホームページ(http://philosopher-ogawa.com/)
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
6グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ別冊宝島から出版されている「まんがで哲学しよう!!」と同時期に購入しました。
本書では「まんがで哲学しよう!!」とは全く異なる切り口で哲学者の考え方が紹介されています。「まんがで哲学しよう!!」は個々の哲学者の考え方を個別に紹介しています。それに対して、本書では現代の色々な問題を哲学者の考え方に照らし合わせて「正しいか誤りか」あるいは「善か悪か」ということが解釈されています。哲学者たちの考え方を、現代の政治経済の諸問題へ適用した場合の方法論を知ることができます。これは哲学の政治学あるいは倫理学への応用という点で意義があります。内容的にも「まんがで哲学しよう!!」より哲学者たちの考え方が深く掘り下げられていると思います。
この本では紀元前500年ごろから現代にいたるまでの多くの哲学者の考え方が紹介されています。ここで驚くのは、紀元前つまり今から2000年以上も前の哲学者の考え方も現在の問題に十分合理的に適用できることです。「人間の生き方」についての思索の基本的観念は紀元前の古代人も現代人も変わらないということでしょうか。
ただ一つ納得できない点がありました。それは自己啓発に余念がない人々を批判したニーチェの考え方です。この本ではニーチェの解釈として「自己啓発の努力を続ける人は幸福ではない。虚構の未来に懸けるのではなく、今を充実させることを大切にするべき」という考え方が記述されています。アリとキリギリスの童話にもあるように、将来を見据えた努力をせずに今を遊んでいる人が後で苦労することは自明の理であると思います。この項はニーチェの考え方のほんの一端を抜き出しただけかもしれませんが、私は誤った解釈だと思います。
ただ全体的にはよくまとまっていると思います。
本書では「まんがで哲学しよう!!」とは全く異なる切り口で哲学者の考え方が紹介されています。「まんがで哲学しよう!!」は個々の哲学者の考え方を個別に紹介しています。それに対して、本書では現代の色々な問題を哲学者の考え方に照らし合わせて「正しいか誤りか」あるいは「善か悪か」ということが解釈されています。哲学者たちの考え方を、現代の政治経済の諸問題へ適用した場合の方法論を知ることができます。これは哲学の政治学あるいは倫理学への応用という点で意義があります。内容的にも「まんがで哲学しよう!!」より哲学者たちの考え方が深く掘り下げられていると思います。
この本では紀元前500年ごろから現代にいたるまでの多くの哲学者の考え方が紹介されています。ここで驚くのは、紀元前つまり今から2000年以上も前の哲学者の考え方も現在の問題に十分合理的に適用できることです。「人間の生き方」についての思索の基本的観念は紀元前の古代人も現代人も変わらないということでしょうか。
ただ一つ納得できない点がありました。それは自己啓発に余念がない人々を批判したニーチェの考え方です。この本ではニーチェの解釈として「自己啓発の努力を続ける人は幸福ではない。虚構の未来に懸けるのではなく、今を充実させることを大切にするべき」という考え方が記述されています。アリとキリギリスの童話にもあるように、将来を見据えた努力をせずに今を遊んでいる人が後で苦労することは自明の理であると思います。この項はニーチェの考え方のほんの一端を抜き出しただけかもしれませんが、私は誤った解釈だと思います。
ただ全体的にはよくまとまっていると思います。
2014年5月7日に日本でレビュー済み
【内容(ネタバレ禁止!)】
哲学は現実に向き合わねばならない。役に立たねばならない。そういった著者の姿勢がよく分かる本。現実の悩みに有名哲学者が自論で答える、という趣向がふるっている。キャラ立ちが良くいちいち「らしさ」があり、「哲学あるある集」といったノリが楽しい。
【ささった言葉】
「哲学と思想は何が違う?」
西洋哲学とは、価値や存在の根拠として合理性(論理的思考)が必要とされるもの。
思想とは、価値や存在の根拠は必ずしも問われないもの。
宗教は、超越したものを価値や存在の根拠とするもの。
以上から、東洋哲学は、哲学の文脈でみると、“思想”に近い。
【教訓】
上記の解説をはじめ、何だか難しい哲学のエッセンスを現代的に分かりやすく説く著者の解説力に驚嘆する。哲学を楽しみながら、説明力を学ぶ、という読み方ができる方におススメ。
哲学は現実に向き合わねばならない。役に立たねばならない。そういった著者の姿勢がよく分かる本。現実の悩みに有名哲学者が自論で答える、という趣向がふるっている。キャラ立ちが良くいちいち「らしさ」があり、「哲学あるある集」といったノリが楽しい。
【ささった言葉】
「哲学と思想は何が違う?」
西洋哲学とは、価値や存在の根拠として合理性(論理的思考)が必要とされるもの。
思想とは、価値や存在の根拠は必ずしも問われないもの。
宗教は、超越したものを価値や存在の根拠とするもの。
以上から、東洋哲学は、哲学の文脈でみると、“思想”に近い。
【教訓】
上記の解説をはじめ、何だか難しい哲学のエッセンスを現代的に分かりやすく説く著者の解説力に驚嘆する。哲学を楽しみながら、説明力を学ぶ、という読み方ができる方におススメ。
2011年6月5日に日本でレビュー済み
東京の電力需要のための福島原発の設置は正しかったのか?功利主義で考えれば、やむを得ないことになる。では、この問いを功利主義の観点で、判断すべきであったのか?この答えは、本書にわかりやすく解説されている。
確かにインフラ事業は功利主義的観点で成りたつ。つまり「福島県民の小さな犠牲が、東京の電力安定供給という大きな幸福を社会にもたらすなら、やむを得ない」という主張である。しかし原発事故による健康リスクは小さい犠牲だったのか。幸福とリスクは金額で判断するが、はたして適正な換算はできるのか。利権によって金額を不正に操作していたのではないか。
結局、適正に換算することに限界がある以上、功利主義で判断することに問題がある。では、話題の「ハーバード白熱教室」のサンデル教授は……。正義に迷える方に、本書はお勧めです。
確かにインフラ事業は功利主義的観点で成りたつ。つまり「福島県民の小さな犠牲が、東京の電力安定供給という大きな幸福を社会にもたらすなら、やむを得ない」という主張である。しかし原発事故による健康リスクは小さい犠牲だったのか。幸福とリスクは金額で判断するが、はたして適正な換算はできるのか。利権によって金額を不正に操作していたのではないか。
結局、適正に換算することに限界がある以上、功利主義で判断することに問題がある。では、話題の「ハーバード白熱教室」のサンデル教授は……。正義に迷える方に、本書はお勧めです。
2011年5月24日に日本でレビュー済み
コンビニで購入です。哲学に興味があったので迷いはありませんでた。
内容は総合的な哲学の入門書だと思います。他に哲学の本をほとんど読んだことが無いので解釈の真偽はわかりませんが、わかりやすく書かれています。
広く浅い内容で、わかりやすい言葉・イラスト・図・漫画、です。
専門用語や、登場する哲学者のことも解説されており、重要な部分や代表的な部分を抜粋されているのだと思います。
34人の哲学者の考えが、一人2〜4ページに現代の問題と併せて書かれております。
一つのお題に一人の哲学者の考えを元に解説していることがほとんどですが、一つのお題を数人で対談している部分も少しあります。
143ページの中に凝縮しているのに、内容はわかりやすい。
文句無しで★5です。
内容は総合的な哲学の入門書だと思います。他に哲学の本をほとんど読んだことが無いので解釈の真偽はわかりませんが、わかりやすく書かれています。
広く浅い内容で、わかりやすい言葉・イラスト・図・漫画、です。
専門用語や、登場する哲学者のことも解説されており、重要な部分や代表的な部分を抜粋されているのだと思います。
34人の哲学者の考えが、一人2〜4ページに現代の問題と併せて書かれております。
一つのお題に一人の哲学者の考えを元に解説していることがほとんどですが、一つのお題を数人で対談している部分も少しあります。
143ページの中に凝縮しているのに、内容はわかりやすい。
文句無しで★5です。
2011年9月17日に日本でレビュー済み
図書館で予約して読みました。哲学的な勉強や思想を持っている人にとっては、『やや内容が浅い』と思われるでしょう。しかし、『哲学って難しい?』と思っている人にとっては、絶好の入門書です。中には色々な有名な哲学者が登場します。『XX哲学入門』等の書籍でも、その内容は一般人には非常に難解なものです。本書ではそれを補うために、図解やまんがが豊富に用意されていて、解説を読んでも分からない点についても、それらを見るときっと理解できるはず。哲学について、「ちょっと知ってみたい」という人にお勧めです。