アップル「Maps」アプリ、データ修正の結果が確認され始める

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 福岡洋一2012年10月06日 10時19分

 Appleは自前の地図ソフトウェア「Maps」に機能の追加や修正を行っているようだ。

 Appleがこのソフトウェアの品質を高めると約束してから1週間になるが、いくつかの場所にはすでに配慮の跡がうかがわれ、興味深い場所(Point Of Interest:POI)が修正されて、3D表示など詳細表示も改良されている。

 MacRumorsは米国時間10月5日、3Dデータの明らかな改良や拡張を指摘した。例えばニューヨークにある自由の女神の3D表示は、一般公開当初、平坦な航空写真に見えたが、現在は「Flyover」の3D表示に修正されている。MacRumorsによると、米国と英国の各地に変更が加えられているという。

 以前のGoogleの地図データに代えて「iOS 6」で導入したMapsが批判を受けてまもなく、Appleは同製品を「継続的に改善する」意向だと述べた。このとき同社の広報担当者は米CNETに対し、「多くの人々が使うほど、改良されていく」と述べていた。

 Mapsは地図データをクラウドから読み込んでいるため、Appleは新バージョンのソフトウェアを公開しなくても変更や改良を提供できる。

 Mapsの一般公開直後に明らかになった恥ずかしい表示ミスをいくつかチェックしてみると、ゆがんだ空港の滑走路、溶けたような橋、古い衛星写真などは依然そのままになっている。ただし変更されたPOIもあって、その代表的な例がカリフォルニア州北部にあるポイントレイズステーションの灯台だ。Mapsの一般公開直後に検索した時、灯台は陸に深く入り込んでいた。


カリフォルニア州北部にあるポイントレイズステーションの灯台を検索した結果
提供:James Martin/CNET

 しかし、同灯台は現在、適切な場所に表示されている。

カリフォルニア州北部にあるポイントレイズステーションの灯台を検索した現在の結果
カリフォルニア州北部にあるポイントレイズステーションの灯台を検索した現在の結果
提供:James Martin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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