電通、「空気が読めるコンピュータ」プロジェクト第3弾

鳴海淳義 (編集部)2011年05月18日 10時31分

 電通と日本ユニシスとMITメディアラボは5月17日、共同プロジェクト「空気が読めるコンピュータをつくろう」の第3弾として「サーシャとプレゼント探し」を開始した。

 空気が読めるコンピュータをつくろうプロジェクトは、人間がコミュニケーションを図るときの前提として共有している常識的な背景知識や感覚(コモンセンス)をデータベース化し、コンピュータシステムに活用することで、「適切な時に適切な知識や言葉を使える、人間のように空気の読めるコンピュータ」の実現を目指すもの。

 2010年9月に活動を開始し、連想ゲームを通じて参加者からコモンセンスを収集する第1弾プロジェクト「ナージャとなぞなぞ」と、Twitterの過去のツイートを参考にその人らしさや特徴的な知識を踏まえたツイートを自動生成する第2弾プロジェクト「Poi bot(ポイボット)」を公開している。

 サーシャとプレゼント探しは、集約されたコモンセンスのコンシューマサービスへの活用法を模索するプロジェクト。サーシャというキャラクターが、参加者とのネット上での対話を通じて、相手に贈るプレゼントを決めるのを手伝ってくれる。

 プレゼントの候補は、世の中で人気のあるモノの最新データや、プレゼントを贈りたい相手のソーシャルメディア上でのプロフィールや発言にもとづく解析データ、さらに第1弾と第2弾で得られた20万点を超えるコモンセンスデータを活用して選定される。紹介されたプレゼントは、ECサイトなどにリンクしており、そのまま購入できる。

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