Rubyアソシエーションは2011年3月7日、認定システムインテグレータの上位版「Gold」と、Ruby技術者認定資格の推進校制度を開始すると発表した。

 Rubyアソシエーションは、Rubyの普及推進などを目的とした組織。Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が理事長を務める。Rubyアソシエーション認定システムインテグレータは、Rubyによるシステム開発を行う企業を対象とした認定制度。5人以上のRubyアソシエーション認定技術者が正社員として所属している企業が対象となる。

 「認定システムインテグレータGold」は、5人以上のRubyアソシエーションGold認定技術者が正社員として所属している企業を対象としたもの。2010年秋からRubyアソシエーション認定試験に、従来のSiverに加え上位資格のGoldが開始されたことにともない、上位版として開始した。従来の認定システムインテグレータ制度は、「認定システムインテグレータSilver」に移行する。

 認定を希望する企業は、Rubyアソシエーションによる審査を経て「認定システムインテグレータ」として認定される。年間の登録料は5万円(税込)。既存の認定システムインテグレータが年度途中で「認定システムインテグレータGold」として登録する場合は初年度2万円(税込)が必要となる。

 Ruby技術者認定推進校は、Rubyアソシエーション認定技術者が在籍していることなどが要件となる。参加費は年間10万円(税込)。また北海道、東北、関東、甲信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄の11エリアに幹事校を育成する。幹事校は、年間3回以上Ruby技術者認定試験対策コースを実施していること、Rubyアソシエーション認定技術者が2人以上在籍していることなどが必須となる。