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16日から被災地は低温、健康管理に注意を

2011年3月14日 21:29
16日から被災地は低温、健康管理に注意を

 16日から北日本の上空に真冬並みの強い寒気が入るため、東北地方の日本海側では雪や風が強まるほか、被災地では夜には気温が氷点下まで下がるため、気象庁は情報を出して健康管理に注意するよう呼びかけている。

 気象庁によると、東日本大地震で大きな被害を受けた東北地方では15日夕方から気圧の谷が通過するため、雪や雨が降って気温が下がる見込み。その後、北日本上空5000メートル付近には氷点下36℃の真冬並みの寒気が入るため強い冬型の気圧配置となり、強風や大雪のおそれがある。東北地方の大雪の中心は日本海側だが、太平洋側でも冷たい季節風が強まって気温が低くなるという。

 14日午前11時発表の週間予報によると、特に気温が下がる17日の東北地方の各都市の予想気温は、仙台市で最高気温が4℃、最低気温が氷点下2℃、岩手・盛岡市で最高気温が2℃、最低気温が氷点下4℃。福島市で最高気温が5℃、最低気温が氷点下2℃と、1月下旬から2月上旬並みの冷え込みとなる見込み。

 気象庁は、被災地の気温が低い状態は18日ごろまで続く見込みで、健康管理にも十分注意してほしいと呼びかけている。