僕のTwitterやFBを見ている人なら、
「日本のメディアで言われていること」が、いかに嘘にまみれているか、
気付いていると思う。
先日、父親がテレビ局で働いていた友人から聞いた。
「テレビを見ても無駄だ。嘘しかないから。」
その父親は定年を待たずに「もう嘘はつけない」と仕事を辞めた。
シリアに対するメディア戦争の構図は何ども伝えてきた。
「内戦」ではなく、「侵略戦争」であり、
「反政府組織」という外国人テロリストが、「親アサド」というシリア市民を虐殺している。
卑劣な虐殺への対抗を、マスメディアは「独裁政権による市民虐殺」という、
全く逆の展開で、広める。
そして、それを物知り顔で語る、似非ジャーナリストと、僕ら市民。
僕が伝えたいことは、
「シリアの友人たちが卑劣な罠で殺されている」ということ。
そして、
「あなたがそれに加担している気付き」であり、
「いつか、その虐殺の対象が僕ら日本人になるかもしれない危険性への気付き」だ。
「虐殺」は、直接かもしれないし、
TPPという形で、生活苦を装って殺されるかもしれない。
昨日、「情報」について皆で話した。
新聞やテレビを情報源にする人は誰もいなかった。
時代を変えるのは、そういった人たちなんだと想う。
<ゆうき君のFBより>
少しシリアのことを書かせてください。
今日日本人の美人ジャーナリストの方が亡くなりました。
本当に悲しいことです。
まずはシリアに長く住んでいたお友達のFacebookの書き込みから。
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「マスメディア」・・・それはシリア人にとって凶器なのだ。
先刻、私は、シリアの激戦地区で日本人ジャーナリストが亡くなった事件についての
詳細を求める記事を投稿していた。
自分が少し配慮足りなかったと後になって気付いた。
シリア人の友人たちにとっては、私に送る言葉に悩んだはずだ。
シリアではさほど大きく報道されなかったようだが、
FB上では独自に取り上げていた機構が数件あった。
そこにびっしりと書き込まれたシリア人たちの反応を見て、私は自分の失態に気付いた。...
「アルカイダ側(反政府側)の従軍記者として不法入国し、
テロリスト達と一緒にいた記者が戦闘に巻き込まれたことを、
どうしてシリア政府が非難されなくてはならないのか?」
「アサドを勝手に悪者に仕立てるメディア戦に襲われているシリアにとって、
テロリスト側に書かされた記事こそが戦争の激化を生んでいる。」
「そもそもは、陰謀にからんだ国々からのジャーナリストの嘘記事から始まった戦争じゃないか。」
いや、彼女がどんな記事を書こうとしていたのか・・・それを見ない限りは、
私には何も言えない。
反政府側の従軍記者ならではのテロリズムに加担する記事だったかもしれないし、
もしかしたら逆に、今までは日本に全く入って来なかったような捏造や歪曲のない記事だったかもしれない。
「マスメディア」・・・それはシリア人にとって凶器であり・・・、でも・・・救いの手にもなれるはずだ。
http://www.usatoday.com/news/world/story/2012-08-20/japanese-journalist-killed-syria/57175914/1
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ここで登場しているシリア人はシリアに住んでいる一般のシリア人。
更に言うと、今回の内戦はシリア解体を目論む欧米諸国のけしかけた戦争であるというのです。
シリアの資源権益を奪うために、シリア国外のテロリストを豊富な資金で雇い、
国内で反政府活動をさせるというもので、
欧米政府から資金を受けている欧米メディアがこぞって民主化を求める内乱とし、
シリア政府が民衆を虐殺する悪、その虐殺から民衆を救う反政府軍が正義という構図を作り上げ、
戦争を誘導しているとのことです。
こういった陰謀論が嫌いなので、はじめはこんなことは信じられなかったのですが、
次第にメディアに上がっている情報がねつ造であることが明るみに出てきて、
もしかすると本当にそうなのかという印象をもつようになりました。
例えばシリア政府を支持する大きな民衆デモが、
民主化を求める民衆たちのデモとして放送されていたりといった具合。
そしてどんどんFacebookで伝えられるシリアの一般市民の声を聞いていると、
何とも悲惨に思えてくるのです。
彼らはしたくもない戦争をさせられ、でも自分の国を護るために血を流さなければいけない。
彼らの本当の声というのは世界に伝えられず、世界中の世論を敵に回してもがいていて。
一体何が正義なんでしょうか。。。
現在シリア政府はジャーナリストへのビザの発給をしておらず、
現地に入ろうと思うと反政府組織の凱旋がなければ実質入国は不可能な状況です。
そしてそれは反政府組織の主張を世界へと発信する手段に利用されています。
事実多くのジャーナリストが反政府組織を通して派遣され、
多くのシリア人が望まない形での報道として世界に流されています。
今回の美人ジャーナリスト山本女史やお亡くなりになった他のジャーナリストの方々は
シリアで何が起こっているのか、本当の姿を伝えようと命を懸けて現地へと向かったのだと思いますが、
裏で戦争をけしかけ、今回の件についてでもほくそ笑んでいるであろう人々の姿を思うと、あまりにも悔しい。
そして彼女たちの死の上に、今後もっと深刻になるかもしれないシリアの姿が重なって、
あまりにも切なく、そして許せない気持ちでいっぱいです。
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<桂香さんのFBより>
私よりもはるかに中東情勢の裏事情に詳しい「櫻井ジャーナル」からの転記を掲載した友人のウォールをシェア
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現地シリアでは、日本に対しての警戒が高まっています。
シリア情勢の背景を無視した日本の動きは罪作りになりかねず、心苦しいばかりです・・・。
難しい記事ですが、あえてシェアさせていただきます。
桜井ジャーナルより転載//
シリアのアレッポで日本人ジャーナリスト、山本美香が戦闘に巻き込まれ、
首を撃たれて死亡したというが、実際にどのような状況で殺されたかは、
今後の調査を待つべきだろう。
彼女は反政府軍のFSA(自由シリア軍)に同行して取材していたようだ。
そのFSAは今回の件に絡んでYouTubeにアップされた映像でも、
自分たちを住民の守護神であるかのように宣伝している。
が、実態はかなり違うということを、本ブログでは指摘してきた。
シリアを取材する記者の多くはトルコから密輸ルートを使い、
シリアへ入国しているようなので、それだけでも危険が伴う。
しかもFSAはジャーナリストの死を望んでいる節がうかがえる。
アメリカはベトナム戦争以来、自立したメディアを嫌っていることも忘れてはならない。
例えば、イギリスのテレビ局、チャンネル4のケース。
チームの中心的な存在だったアレックス・トンプソンによると、
彼らは反政府軍の罠にはまり、危うく政府軍から射殺されるところだったという。
取材していたチームを反政府軍の兵士は交戦地帯へと導き、
政府軍に銃撃させるように仕向けたというのだ。
イギリスやドイツなどの情報機関から政府軍の位置は知らされているはずで、
意図的だったとしか考えられない。
トンプソンたちは危険を察知して逃げることに成功したが、危うく殺されるところだった。
今回のケースを彷彿とさせる。
サウジアラビアなどはシリアの反政府軍を雇うと公言しているが、
実際、傭兵やアル・カイダ系の兵士は多いようだ。
例えば、反政府軍に拘束されていたフリーランスのフォトジャーナリストによると、
連れて行かれたキャンプにシリア人は見当たらず、
少なくとも6名はロンドンやバーミンガムの地域で使われている発音をしていて、
その中には強いロンドン南部訛りのある人物が含まれていたという。
FBIの元翻訳官で内部告発者として知られているシベル・エドモンズによると、
FSAは昨年春、つまり反政府運動の開始とほぼ同じ聞きからトルコにある米空軍インシルリク基地で
訓練を受けてきたと言われている。
教官はアメリカの情報機関員や特殊部隊員、あるいはイギリスとフランスの特殊部隊員。
一般にFSAはシリア政府軍からの離脱組が参加していると言われているのだが、
実態は傭兵やゴロツキの集まりだとする人も少なくない。
何らかの形で反政府軍に接触した人は、スンニ派のサラフィ主義者がいると話している。
サラフィ主義者はムスリム同胞団と同様、サウジアラビアの支配層と密接な関係にある。
ホウラ地区での住民虐殺を調べた東方カトリックの修道院長によると、
虐殺を実行したのはスンニ派のサラフィ主義者や反政府軍に参加している外国人傭兵。
アラウィー派やシーア派だけでなく、
反政府軍を支持していないと見なされた住民はキリスト教徒であろうと、スンニ派だろうと殺されたという。
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