Android端末のスピードテスト、auが優勢--LTE捕捉しやすく通信安定

田中好伸 (編集部)2012年11月14日 15時10分

 MMD研究所は11月13日、9都市45地域の「2012年秋・冬最新Android端末 キャリア・地域別通信速度比較調査」結果を発表した。スピードテストを総合的に見ると、ダウンロード平均はauが24.51Mbpsに対して、SoftBankが18.36Mbps、docomoが10.22Mbpsとなり、auが優勢の結果となった(10月にはiPhoneで同様の調査をしている)。

 勝敗の決め手となったのは4G/LTEの捕捉状況と通信の安定度で、全調査スポット45カ所のうち、auが44カ所で4G/LTEが入ったのに対し、docomoが42カ所、SoftBankは33カ所となった。4G/LTEが入る調査スポットに限定した場合、平均ダウンロードはauが25.05Mbps、SoftBankが23.07Mbps、docomoが10.62Mbpsとなった。

 Yahoo! Japanのウェブ表示速度では、auが平均3.61秒、docomoが平均4.00秒、SoftBankが平均4.94秒となった。スピードテスト同様に4G/LTEを捕捉できる場所に限定してみると、auが3.39秒、SoftBankが3.63秒、docomoが3.87秒と、auが速いが、体感で大きな差はなかったという。

 今回の調査スポットでは、全国的にauのLTE捕捉状況が高く、通信速度が安定した。SoftBankは、4G/LTEを捕捉できる場所で通信速度を大きく伸ばしたが、調査スポットごとでスピード通信速度にバラつきが出る結果となった。docomoは、通信速度を大きく伸ばすことは少なかったが、エリアに関係なく通信速度、ウェブ表示速度に安定感があったという。

表 エリアごとの調査結果詳細
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