放射能や放射線に対する誤解やデマに惑わされないためには、正しい知識が一番の特効薬ですね。

その正しい知識を得るのに役立つ資料をご紹介。北海道大学の高等教育推進機構高等教育研究部に設置されている科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)では、『もっとわかる放射能・放射線』を発行し、ブラウザで読める電子書式版とPDF形式とで公開しています

 本文ページ数は約40。ブラウザで読める電子書籍版には、Facebook・Twitterと連動するソーシャル・リーディング機能も搭載。また、スマートフォンやKindleで読みやすい「1枚に1ページ版」と、PCで読みやすい「1枚に2ページ版」と、2つのPDF版が公開されており、いずれも無料です。

出版のお知らせでは、次のように語られています。

連日のニュースで、「出来事」は報じられていますが、科学に関する基本的なことは伝えられていません。そのため、「何かすっきりしない」という気持ちを抱いている方が多いのではないでしょうか。

そこでCoSTEPでは、放射能と放射線に関する基本が理解できる本を制作しました。?!と思うクイズから始まります。そして読み進むにつれ、放射能と放射線の違い、放射線の健康への影響などが、自然とわかるように構成されています。

よく耳にする「ただちに健康に影響があるレベルではない」とはどういうことなのか、半減期とはなにか、元来自然から浴びていた放射線のことなど、みだりに恐れることを防ぐ、放射能・放射線についての基礎的な知識が丁寧にまとめられていますので、そこはかとなく不安を抱えている人は、ぜひ一読をお勧めします。

緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で|CoSTEP

(常山剛)