もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、理由を尋ねるときの便利なフレーズを紹介します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
どうして日本に来たんですか?(理由を言いなさい)
“Why did you come to Japan?”
どういうわけで日本に来ることになったんですか?
“What brought you to Japan?”
尋問に聞こえる“Why 〜 ?”
「理由を聞くときは、(“Why”+ 疑問文)を使う」と習ったはず。でも、相手にいきなり“Why 〜 ?”と聞くと「どうして〜なの?」と尋問しているみたいに思われるかも。
ネイティブなら、理由を聞くのにもっと遠回しな聞き方をするでしょう。例えば“What brought you to 〜?”なら「どういうことで〜することになったの?」とソフトな質問に。さまざまなシチュエーションで使える便利なフレーズですから、ぜひ覚えてください。
“What brought you to America?”
最後の“America”の部分をほかの地名に変えれば、その場所に来た理由を尋ねることができます。
“What brings you here?”
現在形なので、「なんでここにいるの?」といったニュアンス。過去形にすれば、「なんでここに来たの?」です。
“What made you so sad?”
“sad”の部分を他の形容詞に変えれば、感情が変化した理由を尋ねることができます。
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